佐久の民家再生現場。久しぶりの投稿です
この現場、カテゴリータイトルは「佐久市 古民家改修計画」となってますが、
当初は「改修」程度に留めることになるだろうと始めた計画でした。
ですがこの通り、今はがっつり民家再生(古民家再生)
だから、という訳ではありませんが、
非常に長期に渡る工事になっております
工期がこれだけ伸びてしまった事情は色々ありまして、
曳家の工程に凡そ1年も掛ってしまった事から始まり(曳家職人さんの都合)
メインの大工さんも昨年10月に大工さんの身の回りに諸事情色々あり、今年になって途中棄権
昨年の8月下旬から来てもらっていた応援大工さんが引き続き最後までやって下さっている、という
大工さんの綱渡りみたいな現場となっておりましたが
ようやく大工工事も目処が立ってきて(まだ大工工事継続中ですけど)
7月下旬頃からようやく仕上げ工事に入りました
まず外観の様子ですが
このような感じになっています。
西面の外壁。
外張り断熱(遮熱有)+通気層+簓子下見板張り、という構成です。
壁の通気
東面の外壁。
こちらも、外張り断熱(遮熱有)+通気層+簓子下見板張り。
簓子下見板張りが圧巻!
東西の妻側は風雨と日射に晒されやすい場所ですので
大壁にして遮熱ありの断熱材を張り、
反り暴れのしにくい簓子下見板張りとしました
こちらは南側外壁。
1階も2階も全面 漆喰塗り。
2階南北外壁は土壁を補修して真壁のまま漆喰塗り。
2階は居室というよりは、元々蚕室だったこともあり物置という設定で、断熱ラインから外しています。
(でも屋根断熱はやってます☆)
なので、真壁のままデス
1階外壁は壁を新たに作りまして、耐震改修と断熱改修をやりました。
南面は正面なので漆喰塗りとして、縁側を除いて外張り断熱の大壁に。
(写真では分かりにくいですね)
古民家の風情を残しつつ、断熱改修するのは意匠面では結構難しく
取りあえず、こんな感じに落ち着きましたが、
写真には写ってませんが、細かい部分の納まりに、意匠的にあぁってところも若干ありまして
最後の詰めで何とか綺麗に納まればと思ってます・・・
さて、残すところは石工事やポーチ土間。
あとそうだ!デッキも増えてたのでした