ここ数ヶ月、龍くんがハマッているブロック遊び。
その龍くんのために、ブロックを高く高く積み上げていったのは住職でした。
住職が両手を挙げ、つま先立ちして築きあげたブロックの塔は、2メートルをゆうに越すほどの高さになりました。
真剣な顔で作業をする住職の姿を、龍くんは笑顔で見上げます。
祖父と孫の微笑ましい光景を見ながら、自分もこんな風に遊んでもらっていたんだなと、子供の頃のことを思い出しました。
そうやって思い出せる微笑ましい思い出を作ってくれた親に感謝しつつ、私もまた龍くんに微笑ましく思い出してもらえる思い出を一緒に作っていけたら幸せだなと感じました。
親の背中を見て子は育つ。
私もまだまだ発育中のようです。