3日目は鹿児島最終日。
指宿を出発し、空港へ行く前に鹿児島市内へ寄ることにしました。
まずは鹿児島別院を参拝です。
若住職のお父さんは長く鹿児島別院にお勤めされていました。
こちらの本堂の左側には役宅があり、若住職は14歳までそこで暮らしていたとのこと。
生まれも育ちも鹿児島市内の若住職は、横浜の片田舎で育った私より、ずっと都会っ子だったのです。
(夏にカブトムシは買うものだったと言っていました。)
別院の境内には「涙石」があります。
鹿児島は島津氏による浄土真宗の念仏者への過酷な弾圧の歴史があります。
門徒の疑いがかけられた男子は、割れ木の上に正座らされ、この石を膝の上にのせられて、さらに棒で石を叩かれたということです。
皮肉破れ、血が流れ、骨が折れ……、それが自白をするまで続けられました。
そのときに流れおちた涙がそそがれた石ということで、「涙石」という名が付いたということです。
なみだ石 涙にぬれて もだしけり
まことのいのち ためさるるとき
梅原真隆
さて、参拝を終えた後、若住職のお友達と合流し連れて行ってもらった「えびしおラーメン 風」というラーメン屋さんでお昼ご飯をいただきました。
最乗寺の近所にあるラーメン屋さんは、とんこつ系のこってりラーメンが多いので、エビの風味が強いあっさりとした塩ラーメンはとても新鮮で、チャーシュー代わりのエビワンタンも美味しかったです。
鹿児島市は子育て支援の厚い地域のようで、親子連れだと得するクーポンが利用できるお店が多くあるそうです。
このお店でも注文時にクーポンの有無を聞かれました。
残念ながらクーポンは持っていませんでしたが、食事後に飴のサービスをいただいて、龍くんも喜んでいました。
その後、ドルフィンポートでお土産を買ったり、ソフトクリームを食べたりと、あっという間に時は過ぎ、お友達とも鹿児島ともお別れの時間に。
(桜島)
この3日間は、鹿児島ではこの冬一番の寒さとのことで、最高気温が7度で最低気温は氷点下というお天気でした。
とっても寒かったですが、とっても心温まる3日間となりました。
昨日はお経の会がありました。
最初から最後まで皆さんと一緒にお勤めした龍くん。
以前は途中で眠くなってお昼寝をしてしまった我が子の成長を感じるひとときです。
毎回参加してくださる方のお一人を「飛行機のおじちゃん」と龍くんは呼んでいます。
もっと小さい頃に、その方がアクロバティックに遊んでくれたので、皆さんがそう呼び始めたのを聞いて覚えました。
最近は体重も重くなり、持ち上げられることもなくなりましたが、昨日は久しぶりに飛行機のおじちゃんが大活躍。
「飛行機やるかー?」との呼びかけに、喜んで駆け寄っていきました。
皆さま、いっつも龍くんと遊んでいただき有り難うございます。
来月は永代経法要の月なので、お経の会はお休みです。
次回は5月16日になります。
本日、午後2時から本堂にてお経の会がございます。
皆さんと一緒に「正信偈」をおつとめする会です。
今月の法話は若住職がいたします。
事前のお申し込みはいりません。
参加費もいただきませんので、どなたさまもどうぞご自由にご参加ください。
美味しいお菓子をご用意して、お待ちしております。
若住職の実家のある鹿児島に行ってきました。
来月から小学生になる龍くん。
成長した姿を、おじいちゃんとおばあちゃんに見てもらおうと、お互いの家が忙しくなるお彼岸前にお邪魔してきました。
若住職の実家は大隅半島にある同じ浄土真宗本願寺派のお寺です。
鹿児島は台風が直撃する土地柄、比較的近年に建てられたお寺はとっても頑丈な造りをしています。
同じ宗派のお寺でも、建物は様々なので、違いを楽しめる貴重なご縁です。
夕食をおじいちゃん、おばあちゃんに加え、若住職のお兄さん一家も一緒に大所帯でいただきました。
昨年の春にお兄さん一家がディズニーに遊びに来て以来の再開で、龍くんは少し緊張しながらも笑いの絶えない席となりました。
翌日は、せっかく鹿児島に来たのだからと、指宿温泉へ。
しかし、あいにくの強風で、フェリーが欠航。
大隅半島の真ん中から、高速道路で上をグルッと回って、反対側の鹿児島半島の先端へと長距離移動をすることに。
ようやく着いて一息入れたら、浴衣に着替えて名物の砂むし温泉へ。
(指宿の観光サイト→http://youkoso-ibusuki.com/top/modules/pico/index.php?content_id=153)
砂に埋められるのが楽しみなのか、スキップしながら長い廊下をルンルンで進んでいきました。
埋められた感想は「思った以上に重かった」です。
代謝の悪い私は背中に少し汗をかいたくらいでしたが、若住職は滝のような汗をかいていて、個人差が面白かったです。
龍くんはというと、埋められてゲラゲラ笑っていました。
春の寺報が完成しました。
すでに発送しましたので、ご門徒の皆さまのお手元に届くころかと思います。
今号は4月の永代経法要のご案内が載せてありますので、日程をご確認のうえ、お使いのカレンダーに書き込んでください!(笑)
表紙に書きました「ネガポ辞典」は、子育て支援の先生をしている友人に教えてもらったアプリです。
子供への見る目が変わる反面、大人に適用させようとすると「逃避」にも感じる諸刃の剣のような変換内容ですが、自己否定がひどいときには最適な辞典だと思いました。
では、毎号恒例の表紙写真のカラーバージョンを公開。
今回は衝立画の全体をどうぞ。
私にとっては、ひいひいひいお祖父ちゃんの絵になります。
すごいよ、ひいひいひいお祖父ちゃん!!