今でこそ「本の雑誌」はメジャーですが、1976年5月の創刊当時からしばらくは、アルバイト料はナシだけれども飲み代はタダという配本部隊を組織して、個別交渉した書店に置いてもらっていたといいます。創刊号の発行部数は、わずかに500部だったそうです。
「本の雑誌」創刊の頃は神保町の古本街を毎日のように歩いていたので、ある時に存在に気がついて、かなり早い号から発売を楽しみにするようになったという記憶があります。その時には既に創刊号を含めて初期の号は品切れになっていて、2号から10冊ほどの揃いを古書展で手に入れ、あとから古書店で創刊号を見つけて買ったのだったのではないかと思います。
幻の創刊号。その表紙。
副題:書評とブックガイド●1 奥付には季刊「本の雑誌」とあります。100円
その裏表紙。
副題:書評とブックガイド第2 表紙。1976年7月。
巻末に販売している書店名が挙げてありますが、12店舗だけです。200円
その裏表紙。
副題:書評とブックガイド●3 '76秋号。
この号からは表紙だけを並べます。200円。
副題:書評とブックガイド●4 '77春号。200円
副題:書評とブックガイド5 '77夏号。200円
副題:書評とブックガイド6 '77秋号。200円
副題:書評とブックガイド7 '77冬号。200円
副題:書評とブックガイド8 '78春号。200円。
販売している書店は46店舗。巻末に1~3号は品切れ、4~7号は残部僅少とあります。
副題:書評とブックガイド9 '78夏号。巻末に定期購読の案内。
副題:書評とブックガイド10 '78秋号。記念号で増ページのため250円。
巻末に「もしかすると来年から隔月刊になるかもしれない」とあります。
手元に50号まで残してあるので、隔月刊になったのがいつからなのか、月刊になったのはいつなのか、それも調べが付いたら報告します。