"Velka dobrodruzstvi maleho kocourka"
文・Jurij Brezan / 絵・Kveta Pacovska クヴィエタ・パツォウスカー
出版社 ALBATROS 1970年刊ですから、比較的初期の作品のひとつです。
19×20.5cm 88ページ
表紙。男の人はどうやら猛獣使いのようです。
手にしているのはムチですが、先が細い線で描かれているので、
スキャンすると飛んでしまって線が見えません。
裏表紙。
見返し 見開き。
冒頭ページ。
本文 見開き。
本文。
チェコの古書絵本を扱うお店のサイトに同じ書影がありました。でも、タイトルが『黒ねこミケシュのぼうけん』となっていて、はて、どこかで聞いたことがあるタイトル……そう、ヨゼフ・ラダの作品に同じタイトルのものがありましたよね。たしか岩波書店から出ていたと思います。
この本のタイトル"Velka dobrodruzstvi maleho kocourka"を翻訳サイトに入力してみると、『小さな乙女の大冒険』となりました。「冒険」は合っていて、MIKESという綴りは果たしてミケシュと発音するのかどうかわかりませんが、それらしき黒猫も描かれています。しかし、列車に乗っているたくさんの動物は、どうやらサーカスの動物たちのようで、ヨゼフ・ラダ作の『黒ねこミケシュのぼうけん』とは内容が違っているようです。