最終回文庫 ◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

※2011年9月以前の旧サイトで掲載した記事では、画像が表示されない不具合があります。ご容赦ください。

私の絵本コレクション クヴィエタ・パツォウスカー(7)"Velka dobrodruzstvi maleho kocourka"

2018年01月27日 | 絵本





"Velka dobrodruzstvi maleho kocourka"
文・Jurij Brezan / 絵・Kveta Pacovska クヴィエタ・パツォウスカー 
出版社 ALBATROS 1970年刊ですから、比較的初期の作品のひとつです。
19×20.5cm 88ページ 


 表紙。男の人はどうやら猛獣使いのようです。

 手にしているのはムチですが、先が細い線で描かれているので、
 スキャンすると飛んでしまって線が見えません。



 裏表紙。




 見返し 見開き。




 冒頭ページ。




 本文 見開き。




 本文。



チェコの古書絵本を扱うお店のサイトに同じ書影がありました。でも、タイトルが『黒ねこミケシュのぼうけん』となっていて、はて、どこかで聞いたことがあるタイトル……そう、ヨゼフ・ラダの作品に同じタイトルのものがありましたよね。たしか岩波書店から出ていたと思います。


この本のタイトル"Velka dobrodruzstvi maleho kocourka"を翻訳サイトに入力してみると、『小さな乙女の大冒険』となりました。「冒険」は合っていて、MIKESという綴りは果たしてミケシュと発音するのかどうかわかりませんが、それらしき黒猫も描かれています。しかし、列車に乗っているたくさんの動物は、どうやらサーカスの動物たちのようで、ヨゼフ・ラダ作の『黒ねこミケシュのぼうけん』とは内容が違っているようです。