今日はちょっと毛色の変わった記事を……東日本大震災後、被災した図書館復興プロジェクトを始めたところがあり、その趣旨に賛同して本を片付けがてら、せっせと送っています。家の中には本が溢れているのです。
好きな作家の本は網羅的に集めているので、読むためにだけではなく、コレクションとして蒐集した本もたくさんあります。
何年も封をしたままになっていた段ボール箱を、ひさしぶりに開けてみました。
作家別に一応分けてあるのですが、その中の「星新一」の箱。星新一の箱はコレクションの中でも図抜けて数が多いんです。
星新一さんはショートショートの神様とも称えられる方ですが、亡くなられてから早いものでもう13年余りが過ぎました。亡くなった後は、網羅的に集めることをやめましたが、それまでに刊行されたものはほとんど集めています。外国語に翻訳されたもの、アンソロジーに作品が含まれるもの、教科書や副読本に載っているもの、他の著者の作品に解説を書いているものや、他の著者の作品の帯に推薦文を書いているもの……呆れられるほどの”蒐集方針”で集めてきました。既に品切れや絶版になっているものも集めるので、なるべくきれいな本をということで、結果的に同じ本が何冊もあるという状態になっています。
たまたま開けた箱から出てきた本で、ちょっと珍しいものを紹介します。市販されていないものです。
文庫本サイズで、総革装です。角川文庫作品で、ある部数が売れると、それを記念して作ってもらえる……100万部を超えたらというのだったと思います。
奥付ページは何の変哲もありません。51刷なので、一回の重版が2万部として、100万部ということになるのでしょうね。
標題紙に署名していただいています。
ちょっと珍しいでしょ?
好きな作家は何人もいるので、それを1冊ずつ取り上げていったら、ずっと続けられそうです(^o^)
まあ、気が向いたときに……。
もうひとつのブログから、本にまつわる話だけを抜き出して、こちらに引っ越しします。