最終回文庫◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

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画家 三芳悌吉さんの年賀状

2017年03月24日 | 気になる作家/画家




画家 三芳悌吉さんが亡くなられたのは平成12(2000)年9月10日。ご自分の生い立ちを描いた『砂丘物語』 Ⅰ、Ⅱを平成8(1996)年に刊行して、Ⅲに取り掛かっていたさなかのことでした。

『砂丘物語』は、大正時代、幼少期を過ごした新潟の庶民の暮らしを活写した画文集で、最終巻のⅢで、画家を目指すことになる切っ掛けとなる人との運命の出会いの場面にさしかかるというところでした。

     


装幀は田村義也さんで、次のⅢのタイトル書体、タイトル部分の色も決まっていました。
田村義也さんも鬼籍に入られました。タイトルの指定が書かれたものは、ご遺族のご了解をいただいて、思い出の品として手元に置いてあります。

今回紹介する三芳悌吉さんの年賀状は、購入した5点と私宛のものが3点です。
購入したものは、直木賞・芥川賞の候補にもなったことがある方に宛てたものです。

一番古いものは2円切手が貼ってあり、消印は判読できないませんが絵柄は寅のようですから昭和25(1950)年。




昭和45(1970)年。





昭和57(1982)年。





昭和58(1983)年。





昭和64(1989)年。





以下の3枚は私宛。
平成3(1991)年。






平成5(1993)年。





平成6(1994)年。









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