先日亡くなられた渡部昇一先生のお焼香にご自宅に伺わせていただきました。
主人が先生の書庫をみていなかったので、息子さんの玄一さんに素晴らしい書庫を案内いただきました。昇一先生の書庫、蔵書は文化的価値があるもの。また知の巨人として生き抜いた偉大な学者先生の存在の大きさを感じ、なんとも形容しがたい思いでいっぱいになりました。書庫にいるとまだ昇一先生を感じます。
そして、まるで生前と何も変わらない、いつもの渡部家の豪華なお茶をご用意いただきました。濃い紅茶と色とりどりの美しいケーキがたべきれないくらい並ぶのが渡部家流。英国エディンバラで過ごした1年が渡部家の子供たちをみな音楽家にするよう運命づけたのが英国。そのことを感慨深く感じさせてくれる、心づくしのお茶会でした。そんな渡部家の事や先生の偉大なお仕事は、現在発売中「追悼 知の巨人・渡部昇一」、最後に手で書かれたご著書「知の湧水」、息子さんの渡部玄一さんの著書「渡部家のちょっと過剰な人々」、などでご覧いただけます。
「追悼・知の巨人・渡部昇一」 には奥さまの迪子さんや息子さんの玄一さんの手記もあり、父として、夫としての昇一先生の優しさと魅力がたまらない必見の号です。わたしは歩く事も儘ならず難病の進行に絶望していたとき、昇一先生と迪子お母様、玄一さんに本当に優しくしていただきました。そのおやさしさを決して忘れず活動していくつもりです。昇一先生のご冥福を心からお祈りいたします。
| | Trackback ( 0 )