読みました

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忘れないように感想等を書いています。
その他、ねこのひとり言…。

とうとう・・・#

2009-08-29 16:40:05 | Weblog
                 

 持病の薬をもらいに予約した病院に行きました。
主治医のS先生はいつも通り、手や腕、肩の動き具合を確認し、
「前回撮ったレントゲンにも特に気になる所見はありません」と、
今夏の不安を解消してくれました。

次回も7週後の予約で、とお願いすると、「実は異動になりそうで
来られないかもしれません…」と仰る。「えっ」と驚き、
覚悟していた事を告げられた気がしました。「それは残念です…、
ありがとうございました」と言うのがやっとでした。

 S先生はこの病院に月に1回、東京の日本赤十字病院から
来られる持病専門の先生です。そういう先生方は長くて2、3年、
短ければ半年から1年で交替される。S先生もいずれ…と思い、
それなりに覚悟しているつもりでしたが、今春も異動の話を
聞かなくてホッとしていたところでした。

四年前に初めて先生の診察を受けた時、それまで1年以上
病名がわからないまま身体の痛みに耐えて苦しんでいた私。
生きる事にも不安な毎日に、的確な薬を飲む事と、生活に
希望を与えてくれた頼もしい医師でした。

それまで幾人かの先生と出会っても、今一つ医師を信頼
できなかった私でしたが、病名を知った事で自分も病気と
向き合い、理解を深め、治療法も調べる事ができました。
医者も患者も人間同士、だからこそ相性のいい人にめぐり
合う事は、先の長い闘病生活ではとても重要なのです。
 
先生は、時として治療法を追いかける私を無理に止めず、
根気良く付き合ってくれた後でなだめ、病気と寄り添って生活
する事も必要と教えてくれました。数年で痛みからも解放され、
諦めていた海外旅行に行くことも出来ました。

 今では外見から病人とは判らない、落ち着いた生活を送る
事が出来るのは、先生のお陰だと日頃から感謝していました。
それだけに(S先生がこの病院に来られなくなる)と思うだけで
不安です。今日の晴れ上がった空が何だか恨めしい心境です