近年は古伊万里全体の相場が下落したこともあり、名品や優品を除く色絵古九谷の値段も随分と安くなりましたが
そうは言っても、貧乏な田舎のサラリーマンにとって色絵古九谷が高嶺の花であることは変っていません。
そんな訳で、今から十数年前に入手した色絵古九谷を紹介します
「色絵椿文五寸皿」です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/72/56b825d53293f4bead676d27bb2c8bef.jpg)
色絵といっても使われているのは古九谷らしい渋い赤だけという、実に簡素な絵付けの品です
椿の花と縁の圏線だけを赤で絵付けし、枝葉は染付、そして縁の部分の唐草も染付です
華やかな五彩手などとは対極にある渋い色絵の品ですが、なにか侘び寂びのようなものすら感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/39/bb4b263b4a89b21f581ab68581c38e1e.jpg)
裏面はこの時代の一般的なものですが、一点、落款が正保期の上手の品に見られる「誉」であることが
この品の存在価値を多少高めているようにも思われます。
↓は「誉銘」の部分のアップですが、当時の陶工は手本を見ながら書いたんでありましょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/cf/765483380484f9bc7b91ab2d5bec9c1f.jpg)
古九谷様式には、「吹坂手」や「金銀彩」といった渋めの品もありますが、この品も「渋い色絵」かも知れません。
そうは言っても、貧乏な田舎のサラリーマンにとって色絵古九谷が高嶺の花であることは変っていません。
そんな訳で、今から十数年前に入手した色絵古九谷を紹介します
「色絵椿文五寸皿」です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/72/56b825d53293f4bead676d27bb2c8bef.jpg)
色絵といっても使われているのは古九谷らしい渋い赤だけという、実に簡素な絵付けの品です
椿の花と縁の圏線だけを赤で絵付けし、枝葉は染付、そして縁の部分の唐草も染付です
華やかな五彩手などとは対極にある渋い色絵の品ですが、なにか侘び寂びのようなものすら感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/39/bb4b263b4a89b21f581ab68581c38e1e.jpg)
裏面はこの時代の一般的なものですが、一点、落款が正保期の上手の品に見られる「誉」であることが
この品の存在価値を多少高めているようにも思われます。
↓は「誉銘」の部分のアップですが、当時の陶工は手本を見ながら書いたんでありましょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/cf/765483380484f9bc7b91ab2d5bec9c1f.jpg)
古九谷様式には、「吹坂手」や「金銀彩」といった渋めの品もありますが、この品も「渋い色絵」かも知れません。