今から25~6年前、地元のデパートで開催されていた骨董市で初めて購入した「陶磁器」です
「九谷焼花鳥文瓢形徳利」
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扱っていたのは酒田のお隣、庄内町(当時は余目町)のベテラン業者さんで、当時の私は骨董に興味を持ち始めたばかりでした
当然、九谷も有田も瀬戸もよくワカラン訳でありまして、ただなんとなく「綺麗な徳利だな」というだけで購入した覚えがあります。
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捻じりの入った瓢形徳利で、胴の部分には二羽の鳥と桃、そして紅葉が典型的な九谷焼の色使いで絵付けされています
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首の部分にもなにやら地紋が描かれています
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落款は緑地に角福という、古九谷に倣ったものですね
時代ははっきりしないものの、恐らくは昭和に入ってからの品(業者さんは大正とか言ってましたが)
いわゆる工芸品というか土産物のような品ではないかと思われますが、物の善し悪しは別として
私にとっては陶磁器収集の出発点となった品なのは確かです。
(今なら間違っても買わないと思いますが・・・)