ぽぽさんのところで、二段の鎬が入った色絵柿右衛門の小皿がUPされていましたので
すでに掲載済みの品ではありますが、ウチにある二段鎬(一般的に菊形皿として売られている)の品を引っ張りだしてみました。
いずれも延宝~元禄という「盛期伊万里」と思われる立派な傷物です。
①「染付唐獅子文六寸皿」です
盛期伊万里らしい白く上質な土と繊細な筆致、そして発色も見事です(でも傷物)
裏はこんな感じで、外側の鎬は裏側からも判ります
➁「染付龍文六寸皿」です
こちらも絵柄は違うものの、明らかに同タイプの品で、これも立派な傷物で、染付はやや暗めの発色です
裏面はこんな感じで、唐獅子文の品よりも一段目の鎬がはっきりしています
裏文様が画一的な唐草繋ぎではないことを考えると、こちらの品の方が若干古い(延宝期?)と想像されます。
ちなみに➁のお皿は、山中温泉の漆工芸業者さんに金直しをしてもらいました