ヤフオクを見ていたら、ウチにある元禄期の色絵柿右衛門(立派な傷物)と同じ図柄の十二代柿右衛門作品が出品されていた
まずはヤフオクに出品されている十二代柿右衛門の作品です(画像は勝手に借りています)
続いてはウチの傷物の元禄柿右衛門です
明らかに同じデザインですが、現物を見て写したのか絵手本や図録のようなものから写したのかは判りません
調べたところによると、十二代酒井田柿右衛門という人は1953年に江戸期から途絶えていた
「濁白手 」素地技術を復活させた人のようで、そういった意味では現代における柿右衛門の祖と言うべきかも知れません。
画像だけでは判りにくいのは事実ですが、こうして見ていくと
延宝~元禄期の技術がいかに優れていたかを感じざるを得ませんが、それを復活させた十二代もまた偉大だったということでしょうか。
ちなみに、十二代作のお皿の裏側には染付で渦福の落款が入っています。
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