久々に伊万里を購入しました
とはいえ限られた予算で買える品ですので知れたものですが、自分なりに納得できる品だったとは言えるでしょうか。(五千円もしませんでした)
「青磁色絵魚形皿」
色絵といっても青しか使われていない品で、ウチには同じタイプの品として、「青磁色絵小鉢」があります
ヨコ22cmXタテ11cm程のサイズで、変形皿とはいえ中皿サイズの品です
色絵部分のUPですが、見て判るように黒で輪郭線が引いてあり、柿右衛門様式の特長が見て取れます
はっきりとしたことは言えませんが、このタイプの品は延宝期の品であろうと想像できます。
伊万里の中では青磁というのは人気の薄いカテゴリーで、初期青磁の大皿や鍋島青磁、青磁色絵柿右衛門といった品以外は
意外なほど安かったりします。
とはいえ、350年近く前の立派な骨董品といえる古伊万里が数千円で買えていいのだろうか・・・、という葛藤があるのは確ですね。
確か、2枚別々に出ていましたね。
色絵塗りが珍しいです。
それに、魚の形に忠実な魚型皿は案外ありません。
思っていたよりずっと低い落札価格でした。
酒田の人さんと競り合い、つり上がらなくてよかったです(^.^)
それに、この皿の場合は、皿全体に魚を描くのではなく、うえ2/3ほどに描き、した1/3ほどを余白として魚を細身にし、魚をシャープに表現するなど、工夫がみられますね(^_^)
薄い青磁色に青の色絵という組み合わせも珍しいですね(^_^)
ほんと、胸びれなどを見ますと、細い黒の輪郭線が引かれていて、柿右衛門様式の片鱗を伺わせますね。
遅生さんと競り合わなくてよかったですね(^-^*)
正真正銘の延宝~元禄期の品というのは画像だけで判りましたが
それにしても安かったですね~。
たぶんこんな値段では落札できないという値段を入れてダメならそれまでと思っていたら
あらら、落札になってる!、といった感じでした。
このあたりがヤフオクの怖さであり醍醐味かもしれませんね。
サイズを見ないで入札したので、小皿かと思っていたら
結構な大きさで、ちょっと驚いた次第です。
青磁と色絵の青の組み合わせで、さらに魚形というのは珍品だと思いますが
残念ながら伊万里の中では人気が無いのかも知れません。
遅生さんと競り合ったら、もう一桁上がったかも知れませんね。