今日の酒田は猛暑日こそ逃れたものの、最高気温は34度台ということで相変わらずの暑さでした。
そんな暑さの中、真室川町の高坂ダムの近くにある「高坂(たかさか)の大カツラを見に行ってきました
国道344号線(通称青沢越え)を旧八幡町(現在は酒田市)からただひたすらにに真室川町へ向かいます
何度か紹介している「慈光滝」ですが、今まで見た中で一番水量が少なかったように思います。
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これは真室川側から見た標識ですが、ここからダムへの道を入っていきます
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ところが、高坂ダムは現在工事中のため、ダムへ向かう道は通行止めになっています
とはいえ、バリケードが置いてあるだけなので、端の方を抜けて歩いて大カツラへ向かいます。
↓の道を少し進むと左手の崖の上に「高坂の大カツラ」が見えてきます
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「高坂の大カツラ」、遠目にも巨木であることが判ります
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さらに近づいてみますが、なにせ崖の上にあるので、林道からしか撮影できません
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まるで小さな気が寄せ集まったような姿をしていますが、間違いなく1本の巨木です
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幹の部分のアップですが、その巨木ぶりが伝わるでしょうか
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別方向からの画像ですが、手前に生えている別の木と比べるとその大きさが判ります
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まさに森の主といった感じの風格があります。
「高坂の大カツラ」は幹回り16.3m、樹高30m、樹齢ははっきりしませんが500年以上であることは間違いなく
1000年以上という表記も見受けられます。
2001年に高坂ダムの管理事務所長の依頼で計測が行われ、当時はカツラとしては
全国2位の巨木として記録されましたが
その後も巨木は発見され続けており、現在は全国6位ということのようです。
たくさんの木が集まって一本の巨木になっているように見えます。が、これが一本の巨木なのですね。
全国ランクの大木に恥じない貫禄です。
さすが、2001年の時点では全国2位の巨木だったことを思わせますね。県内2位ではなく、全国2位ですものね!
カツラの木は樹齢を重ねると一番大きな幹が失われることが多いようで
やがてこのような姿(株立ち)になるようです。
樹齢500年としても、戦国時代から存在していたことを思うと、凄いものですよね。
こういった巨木は誰かが興味を持たないと調査されないでしょうから
そういった意味ではダムの管理事務所の所長に感謝といったところでしょうか。
ちなみに、その後順位は下がり続けているようで、現在は全国17位とのことでした。
とはいえ、真室川を含む山形県最上地域は巨樹の宝庫のようで
全国5~7位のカツラが最上地域に集中しています。
(簡単に行けるのは「高坂の大カツラ」だけのようですが・・・)