前回の続きですが、異形ブナの林を抜けて、いよいよ湿原らしい場所へ向かいます
まずは「あがりこ大王」から戻る途中にあった異形ブナです
幹の部分はこんな複雑な形をしていますが、自然の神秘といった感じです
元の道へ戻り、さらに登っていくと案内図があったので、多少迷ったものの、とりあえず矢印通りに左へ向かいます
(ガイド付きの団体さんは右へ行ったようです)
するとあちこちに水が流れている、いかにも「湿原」といった感じになってきます
このあたりからは木道がなくなり、細い岩場の道をしばらく歩くことになります
さらに進むと「出つぼ」と呼ばれる湧水地へたどり着きます
「出つぼ」のそばにある老木
こんな景色もありました
こから先はさらに道が険しくなり、こちらへ向かったことをちょっと後悔します
どうやら「出つぼ」側へ向かったのはワタシ一人のようで、木道や案内板もないこともあって、「迷ったらどうしよう」とか考えます
それでも頑張って進むと、ようやっと木道へ出ましたが、今度は熊が出そうな気がしてきます。
やっと導水路の近くへたどり着くと、こんな看板が
ここから導水路沿いに進むと、コケの群生地を通り「鳥海マリモ」が見れるようです
導水路の途中にはこんな場所も。神秘的な色をしていますね
さらに木道を進むと、こんな景色が
森の中を流れる湧水が大量に流れ込んでおり、この水際はとても涼しく何時間でも居られる感じです。
森の中からこんな感じで大量の水が流れてきます
さて「鳥海マリモ」とは何でしょうか?
どうやら二種類のコケが絡み合って球体状になったものらしいですが、イマイチ良く判りませんでした
とは言え、このブナ林を湧水が流れる景色は素晴らしく、この景色を見ただけで苦労してやって来た価値があります
確かにコケが群生しています
もう少し進むと、案内図の場所へ戻るんですが、さんざん歩いた上に苦行のような坂が・・・
坂を上りきると、途中で追い越した団体さんが一休みしながらガイドさんの説明を受けていました
あとは異形ブナ林を赤川の流れを見ながら戻るだけです
水の流れの音が涼しさを誘いますが、通常のトレッキングの1.5倍くらいのペースで歩いたので、汗だくだったりします。
ここを抜けると管理棟があり、無時に一周したことになります
ついでながら、入り口には入山者の数を把握するために赤外線センサーが設置してありました
(17時までには戻る必要があるようです、熊さんとか出るらしいので)
ハッチョウトンボが飛ぶようなのんびりとした湿原ではないですね。
この辺は何山系になるのですか。
ブナの林の保水力が大きいのでしょうね。
でも、一人では、心細く、淋しくなりますね。
この湧水は鳥海山からのものなのですね。凄い量ですね!
異形ブナを見るのが目的だったんですが、この水量お多い湿原に圧倒されました。
ついでながら、ハッチョウトンボは昨年紹介した「藤井ひまわり畑」のある地区で見れるようです。
限られた時間で回るために、今回は一人で回りました(1時間20分ほどで回れました)
とはいえ、道があるようなないような場所を一人で行くのは
安全だと判っていても心細いのは確かです。