私にとって古伊万里の師匠であるDr.kさんのブログで、疑問の残る鹿紅葉文のお皿を紹介しておりました
数ある古伊万里の文様の中でも鹿紅葉文はとても人気のある文様で、色絵柿右衛門の名品などは有名であるように思います。
当ブログでは既発表ですので今更なんですが、ウチに二つだけある鹿紅葉文の伊万里の鹿部分の拡大してみました。
その①
鹿紅葉文四寸小鉢
見るから中期といった品ですが、鹿の部分はこんな感じです
特に筆致が細かいということはありませんし、鹿もけっして上手ではありませんが、拡大しなければ業者さんにとっては「藍柿」なんでしょうか
➁ 型紙摺りと手描きを組み合わせた中期の六寸皿です
同じタイプの品で、鹿が三頭描かれている品もあるようです
手描きになっている鹿文様の拡大画像です
そこそこ細かい描写になっており、躍動感もあるように感じます
思えば古伊万里の収集を始めた頃は、「鹿」や「兎」、「鶉」といった文様の描かれた品は憧れの逸品だと思っていました。
先日のDr.Kさんの鹿には、その①皿の鹿が近いでしょうか。
残念ながら、鹿紋の皿は、以前紹介した中国明末の物しか持っていないので、大会に参加できません(^^;
これは、全体的にみても、中期の古伊万里と納得出来ますね(^-^*)
私が昨日紹介したものは、①の皿の鹿文に近いですね。
私が紹介した皿の鹿文そのものは、まぁまぁな描写なんですが、皿全体としては、中期と後期がミックスしているんですよね(~_~;)
それで、なんか違和感を覚えてしまうわけです(~_~;)
➁ の皿の鹿は、よく柿右衛門に登場してきますよね。躍動感がいっぱいですね(^-^*)
なかなか増えません。
いつの日か色絵柿右衛門の鹿文と思続けていますが、どうやら実現できそうにありません。
二種類しかないものの、絵付けする職人さんの技量の違いみたいなものが感じられますね。
典型的な中期の伊万里なんですが、良く見るとそれなりに違いが発見できますよね
あらためて、柿右衛門の鹿文がデザインも含め優れていることを再認識した次第です。