お盆も近くなり、さらに10月からの増税対応等で忙しくなりそうなので、書けるうちに書いておきます。
昨日も書いたように、「蛸唐草バブル」(仕掛け人は中島先生ですね)の時代を知っている者にとっては
値段が安くなっても、妙なトラウマがあって典型的な蛸唐草の品は購入の対象にはなりませんでした。
しかし、そんなワタシにも中期の蛸唐草文の品を購入する日がやってきました。
そして購入したのが今回の品で、名付けて「松皮菱形蛸唐草六寸皿」で、前回の花唐草に続き、蛸唐草の珍品のように思います。

見て判るとおり、見込を三方に分割し、そこへ松皮菱形のデザインされた蛸唐草が描かれています。

蛸唐草文の描き方は中期の丁寧さを感じさせますが、恐らくは享保~宝暦あたりの品と想像されますが
裏面を見た限りでは特に上手という訳ではなく、蛸唐草の変り種といった感じです。

この品、以前に同手をヤフオクで発見したことがありますが、その品はウチの品と違い
見込み中央部の二重圏線が絵付けされておらず、何か違和感を感じたものでした。やはりこのデザインは
中央部の二重圏線によって引き締められているということかも知れません。
以前のブログでこの品を紹介した折、先輩コレクターさんと「松皮菱が家紋のお家の特注品では?」
と言う点で意見の一致を見たものでした。
昨日も書いたように、「蛸唐草バブル」(仕掛け人は中島先生ですね)の時代を知っている者にとっては
値段が安くなっても、妙なトラウマがあって典型的な蛸唐草の品は購入の対象にはなりませんでした。
しかし、そんなワタシにも中期の蛸唐草文の品を購入する日がやってきました。
そして購入したのが今回の品で、名付けて「松皮菱形蛸唐草六寸皿」で、前回の花唐草に続き、蛸唐草の珍品のように思います。

見て判るとおり、見込を三方に分割し、そこへ松皮菱形のデザインされた蛸唐草が描かれています。

蛸唐草文の描き方は中期の丁寧さを感じさせますが、恐らくは享保~宝暦あたりの品と想像されますが
裏面を見た限りでは特に上手という訳ではなく、蛸唐草の変り種といった感じです。

この品、以前に同手をヤフオクで発見したことがありますが、その品はウチの品と違い
見込み中央部の二重圏線が絵付けされておらず、何か違和感を感じたものでした。やはりこのデザインは
中央部の二重圏線によって引き締められているということかも知れません。
以前のブログでこの品を紹介した折、先輩コレクターさんと「松皮菱が家紋のお家の特注品では?」
と言う点で意見の一致を見たものでした。
特に、唐草の中央に、でんと座った大きな花、これがいいですね。蛸が薄れています。
それにしても、N先生、商売上手とはいえ、罪つくりですね。
この品はデザインの面白さが魅力なのは確かです。
N島先生はざっと20年くらい前に店をたたんでいますから、そういった意味では商売人として実に目先が利く人ということになりますよね。
蛸唐草文を一部に使用した洒落た器というところですね(^-^;
昔、まだ、中島先生が青山にお店を出していた頃、2~3度行ったことがあります。
もっとも、そのお店で、先生とは、一度も会ってはいませんが、、、。
そのお店には、それはそれは、見事な蛸唐草の皿類がズラリと並んでいました。
しかし、蛸唐草の相場を決めるお店でもありましたから、お値段がね~、、、。
結局、そのお店からは1点も買わずに終わりました。
N島先生のお店ですが、閉店する少し前に出張のついでに行ってみましたが、古伊万里の初心者には南青山の高級店に入る勇気はありませんでした。いまでは懐かしい思い出です。
私は、蛸唐草にはあまり興味がありませんでしたので、そんなに関心がなかったものですから、ちょっと忘れてしまいました(-_-;)
N先生の講演を2度ほど聞いたことがあります。
N先生は、講演の前は、面会謝絶にして個室に一人で籠り、精神を統一し、精神を集中して講演に臨んでいたことを思い出します。
話は変わりますが、N先生とは面識がありませんが、そのお嬢様とは面識があります(^-^;
骨董という特殊な世界においてカリスマ性のある人物なのは間違いないように感じます。
とはいえ、やはり基本が売る側の人であり、そのスタンスは他の業者さんと同じなんだと思います。それまでは幕末の雑器として扱われていた多くの染付の器を
より価値の高い商品に育てたのは、業界にとっては大きなプラスだったのは確かですよね。