前から欲しいと思っていた伊万里が安く売りに出ていたので、思わず買ってしまいました
「染付松竹梅鶴文七寸皿」
見込みに二羽の鶴を描き、周囲には古手の松竹梅文が描かれています
時代的には間違いなく寛文期、画像では判りませんが、多少見込み部分が盛り上がっています
この品を最初に見たのは今から20年以上前で、その後も何度か売りに出ているのを見かけましたが
やはり七寸サイズの品は五寸皿のように安くはならず、なかなか手が出ませんでした。
ところが、先日ヤフオクを見ていたらこの品が「江戸後期伊万里」として一万円代半ばの値段で出品されていました
無傷の同手の品が五万円以下で売りに出ているのは見たことが無かったので
(しかも即決価格が指定してあり、送料込み)
念のため画像を良く確認の上、落札に踏みきった次第です。
落札の翌日には品物が到着したので、素人目ながらチェックしましたが
特に疑問を感じる部分もなく、まともな藍九谷という結論に達しました。(所詮は素人ですが)
落款はこの時代によく見られるものです
以前ベテランの業者さんに、伊万里の場合は「鶴ではなく鷺を買うように」と教えられましたが
鶴文とは言え、なかなか飾り映えがするのは確かでしょうか。
私も気になってました!(^^)
説明文に江戸後期と記載があったのが影響してか注目されてなかったようでしたね。私もそれを見て藍九谷だろっ!と1人でツッコミしてました笑
裏側の銘や蔓草っぽい紋様
表側の鶴はもちろん梅の描き方あたりで藍九谷にしか見えないと思っていました。
いい図柄ですよねー!しかも7寸ですしいうことないですね。
私は軍資金不足のため指をくわえてウォッチしていました。笑
酒田さんところへおさまってなによりです。(^^)
さすがでございます!
gooブロガーは、目利き最前線(^.^)
「鶴ではなく鷺を買うように」の意味はよくわかりません。
鷺が描かれた皿には古い物が多いから、ということでしょうか。
別のところで、ぽぽさんにもコメントしましたが、描かれる鳥の種類と時代との関係も面白いテーマだと思います。
わりと有名な品なので、「なんで江戸後期?」と思いましたが
どこからどう見てもまともな品のようだったので、即決価格でいただき!、になりました。
ワタシはこの品は何度か見かけておりますが、5万円以下で売られているのは初めてみました
ま~、少し遅れたお年玉かも知れません。
それでも絵柄の良い七寸皿が安く売られるケースは多くないので
今回はラッキーだったかも知れません。
「鶴ではなく鷺を買うように」の件ですが、伊万里では鶴よりも鷺文の方が間違いなく多いんですが
たぶん、伊万里においては鷺文の方が人気が高く売りやすいという
業者さんの思惑があるのではと思います。
確かに、伊万里では鶴文の名品というのはあまりないような気もします。
やはり、今はネットの世界ですね(^-^*)
全国区の大きなマーケットですから、良い物に出会えるチャンスも多くなりますね(^_^)
そうはいっても、誰もがそれを手にすることは出来ませんよね。
相当の審美眼がないと出来ませんよね。
7寸皿となると、やはり、迫力がちがいますね!
おめでとうございます(^-^*)
なぜ、伊万里には鶴文が少ないのか、ちょっと考えてみました。
九州には鍋鶴しか飛来してこないので、有田の陶工は丹頂鶴の美しさを知らなかったため、鶴文を描く意欲が湧かなかったからでしょうか、、、。
その点、白鷺は身近に多くいましたし、その美しさには魅せられたでしょうから、鷺文はよく描いたのでしょうか、、、。
これは、全くの私の思いつきにすぎませんが、、(><)
ネットオークションの世界は怪しい品も結構存在するんで微妙な世界ですし
画像だけで判断するというのはリスクが伴うのは現実だと思います。
それはともかく鶴文の件ですが、やはろドクターさんの書いておられるように
鷺は日本全国どこでも見られますが、鶴は特定の場所でしか見れない
この点は大きいのは間違いないと思います。
ふと思ったんですが、白鳥は江戸時代でも渡って来ていたはずですが
白鳥の文様というのも見たことありませんよね・・・
ただ、白鳥の場合は、全国いたるところに渡ってきているわけではなく、北のほうに限られているので、全国的には知られていなかったのかもしれませんね。
特に九州には渡ってこなかったでしょうから、有田の陶工は見たこともなかったからでしょうかね、、、?
確かに九州で白鳥というのはイメージがないですよね
鳥といえば鷺や小鳥、そして鴨とかだったんでありましょうか。