古伊万里に興味を持ち、勉強を始めますが、田舎では立派な古伊万里を見る機会には恵まれず
出張のついでに戸栗美術館へ行く機会には恵まれましたが、結局のところ図録や研究本に頼ることになります。
そんな古伊万里初心者の時代によく見た図録が↓の「別冊太陽 染付の粋」です(1997年刊行)
伊万里を中心として世界各地の染付磁器について解説している図録で
「伊万里染付の変遷」の部分を書いておられるのは、陶磁研究家の大橋康二さんで、他に九陶の館長の鈴田由紀夫氏も書いておられます。
この図録では「初期伊万里」、「寛文様式」、「延宝様式」、「元禄様式」、「宝暦様式」、「天明様式」、「文政様式」
といった感じで分類しており、それぞれの時代の様式の特長について図録付きで解説しています。
当時のワタシには「藍九谷」や「藍柿右衛門」といった分類よりも判りやすかったように思います
そして、その後運よく、この図録に掲載されている品をいくつか入手することができました。
86ページに掲載されている「染付鳳凰文皿」、93ページに掲載されている
「染付唐草文透輪繋皿」といった品です。
別冊太陽では他に下記のような図録で勉強したものでした。
柴コレの図録は古伊万里を蒐集する者にとってはバイブルですが
上記の別冊太陽もまた楽しい図録です。
別冊太陽は私も昔違うものですが、田舎の店頭に並んでいる物もあり何冊か買いました(^^)
ですがご紹介されている本はどれも持っておらず今後探してみたいなと思いました。
ご紹介とてもありがたいです(^^)
染付 菊青海波文は柴コレにも載っていて良い品だなあと拝読しておりました!
話戻りますが、別冊太陽という言葉だけでなんだかとても懐かしい気分になります笑笑
最近、この手の本が発行されなくなりましたね。
以前は、この手のほんを読んで勉強したものですよね(^_^)
これらの本に載っているものと同手の物を何点か購入しているのですね(^_^)
勉強の成果ですね(^-^*)
この「別冊太陽」くらいだったように思います。
手頃な値段で買える書籍でしたし、今にして思うと、当時は鑑定団の影響で
骨董熱の高かった時代なのかも知れません。
今や田舎では本屋も無くなりつつあります。
出版業界は厳しい時代に入っているようで、こういった書籍は刊行しにくい時代なのかも知れません。
最近はそうでもなくなりましたが、伊万里に興味を持ち始めた時代に
こういった図録で見た品は今でも強く印象に残っています。
「太陽」の骨董シリーズ、懐かしいですね。
かなり力が入った編集なので、どれも参考になりますね。
今は、もう、この手の本は出版されないのでしょうか。淋しい限りです。
「別冊太陽」は今見るとかなりクオリティの高い出版物であったことが判ります
出版業界の不況が叫ばれて久しい現在では、とても刊行できる出版社はないのかも知れません。