酒田では昨日こそ雨で最高気温が30度を下回りましたが、今日はまた夏空が帰って来てました。
そんな中、旧松山町(現在は酒田市)の山寺地区にある「山寺皇大神社」へ行って来ました
この神社は1618年の創建のようですが、その成り立ちのエピソードはかなり興味深いもので
村の東方で怪しい光が見られ、村人が調べに行くと大きな柳の倒木があり、その根元には光る石があった
村人は柳で観音様を彫り、光る石と共に祀ったというものです。(隕石でも落ちたんでしょうか?)
鳥居をくぐると右側に大きな杉の木があります
社殿へ向かう階段の左側に旧松山町指定の保存木である大イチョウがあります
高さ30m、周囲5mということなので、周りの樹木と比べると確かに大きな木であることが判ります
案内板がありましたが、あまり見かけない興味深いことが書いてありました
「空洞でたき火をし焼けただれた跡がある」そうですが、いつのことなのかは記載されていません
本殿はこんな感じです
デジカメで撮影したときは気付かなかったんですが、迫力のある欄間です
こちらは拝殿でしょうか
こちらの建物の欄間もなかなかのものです
この神社のすぐ横にはこんな景色が広がっています
この神社で5月1日奉納される「山寺獅子神楽」は明治17年に地域で蔓延したコレラの死者の供養を願って始められたようです。
この有田の大イチョウは、文政11年の有田皿山の大火の際にも焼けなかっただけでなく、この樹の下にあった泉山の窯元の窯の消失を防いだとか。イチョウは防火にも役立つのですね。
私は、昔になりますが、その大イチョウを見たことがあります。
大イチョウの上部が裂けていますが、雷でも落ちたのでしょうか。
神社の彫り物も立派ですね。これだけの神社を立てるには相当な資金が必要です。その昔に人々が出し合ったのでしょうか。
山寺地区にある「山寺皇大神社」というのも面白いです。
調べてみたら根回り12mという、まさに巨木だったんですね。
樹齢1000年ということですから、文政11年の大火時にすでに巨木だったでしょうから
防火に役立ったというのは判りますよね。
ドクターさんはこの巨木を見たことがあるんですね、さすがです!。
詳しいこ歴史に関しては地元の歴史に詳しい人に訊かない判らないのが現実です。
このような場所に立派な神社があるのは、松山藩酒井家の庇護があったからのようです。
元々は神仏習合だったようですが、お馴染みの神仏分離で仏式が廃止されたとか。