この二回ほど、分類としては難しい、「初期柿右衛門」と「初期赤絵」を紹介しましたが
それに比べれば明らかにわかり易い、色絵柿右衛門様式の小皿を紹介したいと思います。
四寸サイズの四方皿ですが、柿右衛門様式としてはわりと珍しい器形のような気もします
見込み部分には独楽で遊んでいる唐子が描かれ、判りにくいですが、四方には陽刻で文様が刻まれており、作例としては少ないのかも知れません
いわゆる濁し手の生地で、しかも薄く成形されており、絵付けの細かさも、さすがに柿右衛門といった感じです。
裏面はあっさりと花が散らしてあり、柿右衛門様式でも末期(元禄あたり)の特徴を備えています
縁に若干の直しがあることで安く購入できた品ですが、柿右衛門としての魅力は十分にあると思っています。
それに比べれば明らかにわかり易い、色絵柿右衛門様式の小皿を紹介したいと思います。
四寸サイズの四方皿ですが、柿右衛門様式としてはわりと珍しい器形のような気もします
見込み部分には独楽で遊んでいる唐子が描かれ、判りにくいですが、四方には陽刻で文様が刻まれており、作例としては少ないのかも知れません
いわゆる濁し手の生地で、しかも薄く成形されており、絵付けの細かさも、さすがに柿右衛門といった感じです。
裏面はあっさりと花が散らしてあり、柿右衛門様式でも末期(元禄あたり)の特徴を備えています
縁に若干の直しがあることで安く購入できた品ですが、柿右衛門としての魅力は十分にあると思っています。
唐子の表情が豊かです。
全体のバランスも素晴らしく、こんな品を初期からほどなくして産み出してしまう伊万里の底力に驚きます。
こうなると、もう、とやかく言うことはありませんよね(笑)。
唐子が独楽遊びをしていたり、凧揚げをしたりしている図は、よく、柿右衛門や鍋島に登場しますよね(^-^;
ちょっと、珍しい器形ですね。
小皿を中心にいつのまにか数個購入していました。
柿右衛門様式の登場は伊万里における技術革新の象徴かも知れませんね。
美術館クラスの名品となると全く別の世界ですが、「初期赤絵」や「初期柿右衛門」の方が
より魅力的に見えるようになったのは、まがりなりに20年近くこの趣味を続けた成果でありましょうか。
「凧揚げ」や「独楽遊び」は以前に見たことがありますが
「司馬温公甕割り図」の現物を一度見たいと思っています。