久々に古伊万里を購入しました
「宝花唐草文分銅形皿」
柴コレⅥ-337と同手の品で、横16cm程の寛文期によく見られる分銅形のお皿です
この品の現物を初めて見たのは20年近く前の骨董ジャンボリーで、京都の業者さんが五客揃いで売っておられました
当時は手の出るような値段ではなかったので、「いつか欲しいものだ」と思い続け20年が経ちました。
花唐草はこの時代らしく墨弾きで描かれています
伊万里では良く見られる宝尽くし文ですね
落款はなく、側面には染付の帯の中に梵字のようなものが描かれています
昔から比較的上手の品として値段が高かったように記憶していますが
今回の購入価格は送料を入れても渋沢栄一さん2枚にオツリがくるというものでした。
昔はこの手の品が五万円以下で買えることはなかったことを思うと、とりあえず素直に喜びたいと思います。
こちらの品落札されたのが酒田さんだったのですか!
今回私の紹介の皿と同じ方の出品でしたよね!私も良いなあと思いつつも二兎を終えず反対側を落札しました。同士討ちにならず良かったです(^^)
因みに酒田さんと同士討ちしないようのIDなんとなく覚えていたつもりでしたが2つあったりします??
この品は変形皿の代表的な藍九谷ですよね!本当に憧れの品です。
個人的に墨弾きが好きでこの唐草墨弾きは本当に秀逸だと感じます。
写真ですがすごく上がりがよく藍九谷の深い藍色を感じます。
流石本格派の藍九谷病患者さんでございます(^^)
伊万里コレクターならずとも、手にしておきたい逸品です。
誰がこの器形を考えだしたのでしょうね。
裏側面に描かれた文字のようなものもミステリアスです。あれこれ詮索してみたいです。
ワタシも「もしかして、ぽぽさんが」と思った次第です。
とは言え、今回の品も一回入札で落札でsきました(終了二日前に入れたらそのまま・・・)
昔の値段を知っているんで微妙なものがありますが
やはり良い品であることは間違いないようです
側面の角の部分に釉切れが見られますが、ほぼ無傷の品でした。
藍九谷の変形皿としては代表的な品ですし、染付の発色、墨弾き、思いのほか薄い成形
口錆の感じ、どこをとっても藍九谷といった感じです。
側面の文字のようなものは判然としませんが
何かを写したものかも知れません。
思い続けて20年ですか!
やっと、その思いが叶ったのですね(^_^)
お目出とうございます(^-^*)
古伊万里の値段が下がったこともありますが、このような名品が市場に出てくるようになりましたね。
これも、ネットという、全国的な、大きなマーケットが普及したからのことなのかもしれませんね。
地方の骨董市とか交換会には出てこない品のように思います。