回想の古伊万里シリーズも70回目を迎えました。
ワタシの場合、古伊万里歴は20年そこらですので、在庫がさほど多くありませんので(おまけに最近は全く買えていない)
このままだと、あっという間に終了してしまいますので、出し惜しみをしているというのが現実です。
さて、今回登場する品は、今から15年程まえに栃木県の日光にある骨董屋さんからネットを通じて購入した品です
「染付菊文変形皿」
ヨコ13cmXタテ10cmほどの小皿で、見ての通り縁に金直しのある傷物です
時代的には江戸中期、下がっても元禄あたりと思われますが、業者さんによっては「藍柿」として売る方もいそうです。
四方に菊文を描き、中央は白抜き、そして菊文の外側の部分は余白を残さず濃みで塗りつぶしています
この濃みの部分は特に上手という印象ではありませんが、中期の品らしい品格は感じられます。
傷物ながらこの品を購入しようと思ったのは、当時まだまだ初心者だったワタシが落款に惚れたからに他なりません。
中期の伊万里で上手の品が多いことで知られる、「古人」(いにしえびと)銘です
盛期の伊万里で上手の品が多いことで知られる銘としては、「金銘」、「嘉」、「車輪福」、そして「古人」あたりが有名で
「金銘」などは贋作も多いようですし、本物はサラリーマンの入手できる値段ではありません。
この品を購入した頃は伊万里全体の価格が高く、人気のある落款(何じゃそりゃ)は高く値付けしているケースが多かったのは確かです。
そんな訳で、予算との兼ね合いでなんとか入手したのがこの品です。
今思えば落款で品物を選ぶというのも、まるっきり素人の発想なんですが、当時はそれでも満足したものでした。
ワタシの場合、古伊万里歴は20年そこらですので、在庫がさほど多くありませんので(おまけに最近は全く買えていない)
このままだと、あっという間に終了してしまいますので、出し惜しみをしているというのが現実です。
さて、今回登場する品は、今から15年程まえに栃木県の日光にある骨董屋さんからネットを通じて購入した品です
「染付菊文変形皿」
ヨコ13cmXタテ10cmほどの小皿で、見ての通り縁に金直しのある傷物です
時代的には江戸中期、下がっても元禄あたりと思われますが、業者さんによっては「藍柿」として売る方もいそうです。
四方に菊文を描き、中央は白抜き、そして菊文の外側の部分は余白を残さず濃みで塗りつぶしています
この濃みの部分は特に上手という印象ではありませんが、中期の品らしい品格は感じられます。
傷物ながらこの品を購入しようと思ったのは、当時まだまだ初心者だったワタシが落款に惚れたからに他なりません。
中期の伊万里で上手の品が多いことで知られる、「古人」(いにしえびと)銘です
盛期の伊万里で上手の品が多いことで知られる銘としては、「金銘」、「嘉」、「車輪福」、そして「古人」あたりが有名で
「金銘」などは贋作も多いようですし、本物はサラリーマンの入手できる値段ではありません。
この品を購入した頃は伊万里全体の価格が高く、人気のある落款(何じゃそりゃ)は高く値付けしているケースが多かったのは確かです。
そんな訳で、予算との兼ね合いでなんとか入手したのがこの品です。
今思えば落款で品物を選ぶというのも、まるっきり素人の発想なんですが、当時はそれでも満足したものでした。
「古人」ですか。「古山」と読んでしまいました。左の偏は「人」に。で、「古山人」。この方が高級感がでそう(笑)
「福」崩れのようにも思えるのですが(^.^)
これ、なかなかないんですよね。
私も、ブログの「古伊万里」のカテゴリーの2019年6月3日の<リベンジ「いにしえびと」!>のところで紹介しましたが、それ1点のみです。
「金」、「嘉」、「車輪福」、「古人」などの銘のものは上手ですよね。
銘だけで買ってもハズレが無いですね。
この落款を誰が「いにしえびと」と読むように広めたのかは不明ですが、なかなかのセンスであるように思います。
昔はそういった数寄者がたくさんいたんでしょうね。
10数年前、地元の骨董市で「古人」の落款の品を見かけましたが
正直なところあまり上手な感じがせず、購入しなかったこともあります。
(業者さんも、「古人」銘では出来が悪い品と言っておりました)
「金」とか「嘉」は最近は見たことがありません。(本物は)