二番煎じの古伊万里再編集シリーズですが、そろそろネタ切れといった雰囲気です。
そんなこともあって、今回はウチに3枚しかない吹墨の技法を使った古伊万里を集めてみました。(たった三枚か・・・)
① ワタシが還暦を迎えたことを記念して買った色絵の吹墨皿
薄い吹墨(色絵付けを意識したものか?)に熨斗という和風な文様の組み合わせで
赤、緑、黄、そして金彩で絵付けされており、恐らくは享保期あたりの品と想像されます。
落款は優品が多い「大明萬暦年製」で、裏文様も一味違っています
吹墨に色絵の組み合わせは類品が少ないようです。
➁ こちらも中期(享保~宝暦)と思われる品で、雪輪に稲束、松文といった文様が描かれています
手取りの重い品で、決して上手の品ではありませんが、吹墨ゆえに魅力を保っている品ではあります
裏文様は一般的な唐草繋ぎではありませんが、簡素な印象です
③ これも➁と同じ様な時代の品で、いわゆる竜田川文を吹墨の中に表現しています
なかなか大胆なデザインで、これも吹墨ゆえに独自の雰囲気を出しているように思われます。
何枚か売りに出ている中で、一番吹墨の濃い品を選んで購入した品です。
裏面は一般的な中期の唐草繋ぎですが、この落款はあまり見かけないような気もします。
中期の吹墨の品は大好きですが、それほど見かけないこともあって、ウチには3枚しかありません。
我が家には1枚もなかったような、、、(~_~;)
どれも、なかなかの秀作ですね(^_^)
もっとも、秀作のみを集めているのですから当然ではありますが、、、。
特に、色絵のものは珍しいですね(^-^*)
高台内の銘も、「太明」ではなく、ちゃんと「大明」ですものね(^_^)
図柄もよいです。
というか、良いデザインでないと、吹墨に負けてしまうのではないでしょうか。
とは言え、なかなか出物がないことを思うと、それ程多くは制作されていないんでありましょうか。
「大明萬暦年製」の品はひとつは欲しいと思っていたんですが
まさか吹墨の品になるとは思ってもみませんでした。
この品は京都の「お休み処」さんからやって来ました。
やはり吹墨という特徴的な技法ゆえの魅力は感じられるようです。
吹墨の品は色絵の品を除くと、それ程高くないのも良い点かも知れません。