古伊万里の大師匠であるDr.kさんのところで、「染付投網人物文深皿」が紹介されました
そこでワタシも便乗して同じような手の品を紹介することにしました。
「染付投網人物文七寸皿」
Dr.kさんも書いておられるように、この文様の品は中期末~後期にかけて大量に作られたようで
骨董市などでもまとまった数で売られていることが多かったように思います。
Dr.kさんの紹介されている品は絵柄も特徴があるのに対し、ウチの品は同じ絵付けの品が大量に存在するタイプの品です
染付の色が天明~寛政期に見られる「茄子紺」と呼ばれるタイプのものであることから、時代的には間違いない品ですが
正直なところ、「生活骨董」のジャンルに属する品であることは確かです。
裏面は天明期に見られる芙蓉手に習ったもののようで、この点でも典型的なこのタイプの品であることが判ります
さて、Dr.kさんと共に、ワタシにとっての古伊万里の師匠であるミーコさんはこの品を、「天明の灰皿」と教えてくれました。
確かにそんな感じですが、良く見ると吸いかけのタバコを置く場所(違いますが)に漢詩のようなものが墨弾きで書いてあります
これを辿っていくと
「引網者」
「思有意」
「暗浮遊」
「不得魚」
と読めます
これは一体何でしょうか?
ワタシは漢詩の知識はありませんので、何のこっちゃワカランのですが、「不得魚」で検索したところ
似たような漢詩を発見しました。
「垂釣者不得魚暗知浮遊之有意」
これは、「本能寺切」(ぜんぜん知らない・・・)の中にある漢詩の一部のようで
「釣を垂らす者は、魚を得ることは出来ないけれども、それとなく水の中を浮遊することの意味を知る」という意味だそうです。
伊万里には漢詩を書いた品(赤壁賦)もありますので、これもそういった流れなんでありましょうか。
この品、正直なところ伊万里としてはたいした品ではありませんが、良く見てみると面白い発見があることを感じました。
そこでワタシも便乗して同じような手の品を紹介することにしました。
「染付投網人物文七寸皿」
Dr.kさんも書いておられるように、この文様の品は中期末~後期にかけて大量に作られたようで
骨董市などでもまとまった数で売られていることが多かったように思います。
Dr.kさんの紹介されている品は絵柄も特徴があるのに対し、ウチの品は同じ絵付けの品が大量に存在するタイプの品です
染付の色が天明~寛政期に見られる「茄子紺」と呼ばれるタイプのものであることから、時代的には間違いない品ですが
正直なところ、「生活骨董」のジャンルに属する品であることは確かです。
裏面は天明期に見られる芙蓉手に習ったもののようで、この点でも典型的なこのタイプの品であることが判ります
さて、Dr.kさんと共に、ワタシにとっての古伊万里の師匠であるミーコさんはこの品を、「天明の灰皿」と教えてくれました。
確かにそんな感じですが、良く見ると吸いかけのタバコを置く場所(違いますが)に漢詩のようなものが墨弾きで書いてあります
これを辿っていくと
「引網者」
「思有意」
「暗浮遊」
「不得魚」
と読めます
これは一体何でしょうか?
ワタシは漢詩の知識はありませんので、何のこっちゃワカランのですが、「不得魚」で検索したところ
似たような漢詩を発見しました。
「垂釣者不得魚暗知浮遊之有意」
これは、「本能寺切」(ぜんぜん知らない・・・)の中にある漢詩の一部のようで
「釣を垂らす者は、魚を得ることは出来ないけれども、それとなく水の中を浮遊することの意味を知る」という意味だそうです。
伊万里には漢詩を書いた品(赤壁賦)もありますので、これもそういった流れなんでありましょうか。
この品、正直なところ伊万里としてはたいした品ではありませんが、良く見てみると面白い発見があることを感じました。
この皿もどこかで見た気がします。
しかし、タバコ置き(^^;)の所に書かれた漢詩は大変意味深いですね。
釣りに興じていた頃を思い出します(^.^)
中期末くらいはあるのに、大量生産品故に冷遇されているような気もしますが
数が揃えば普段使いにイケてるかも知れません。
(ワタシの場合は数より種類なもんで、数の揃った品を買ったことがない・・・)
酒田の人さんもお持ちでしたよね。
先ほど、ホームページの方を見てきましたが、これ、6寸じゃなく7寸もあるんですか!
ほんと、ミーコさんはウィットに富んでいますよね(^-^*)
コメントなどには、いつも感心させられるんです(^_^)
私の皿の「吸いかけのタバコを置く場所」のような所にも文字が書かれていますが、私のところの灰皿(笑)では、皿が小さいため、1文字のみが書かれてるにすぎません。多分、「寿」という文字が、2種類の書体で書かれているようです。
私は、昭和56年に(今から39年前に)買っていますが、ホームページでは紹介しませんでした。
やはり、伊万里としてはたいした品ではないものですから、紹介を省略したんです。
これからのブログでは、これまで集めたものの殆どを紹介することにしましたので、今回紹介しました。
購入した時に「六寸」と言われたので、そのまま「六寸」と信じ込んでいました。
それはともかく、この品は持っていても何の自慢にもならないタイプの品ですが
HPをやっていた頃はまだまだ初心者でしたんで、厚顔無恥にもHPで紹介してしまったものでした。
思えば、ミーコさんの「天明の灰皿」で救われたというのが現実のようです。
絵付けがとても繊細で綺麗に見えるのですが、そんなに価値がない品なのですか?
全く知識のない私には、これくらいの細部まで描き込んでいるなら5桁くらいの金額はするように感じるのですが。
同じデザインでサイズの違うもの、絵柄が違うもの、器形が違うものと
実にバリエーションに富んでおり、大量生産品としての魅力はあるかも知れません。
とは言え、古伊万里の世界では評価が低いのは確かで
最近は見ませんが、以前は10枚単位で売りに出ていたようです。
骨董は奥が深いですね。ご回答ありがとうございました。