Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

西野吉備神社のケヤキ

2023-10-20 09:09:09 | 散歩
今回はウチの近く(歩いて数分)にある西野吉備神社のケヤキを紹介したいと思います
西野吉備神社は旧羽州浜街道 (旧国道7号線)沿いにあり、子供のころから慣れ親しんでいることもあって
特に気に留めることもない場所ではありました。
とは言え、よく見ると幹線道路沿いにあるケヤキは結構な大きさなので、今回取り上げることにしました。
大ケヤキは交通量の多い幹線道路沿いに立っています
近くで見ると幹回りはかなりあることが判ります

反対側からの画像ですが、神社の隣にはレトロなポストがあります

境内の中から見ると、上に遮るものがないので、大きく枝を広げているのが判ります

境内には注連縄の巻かれたこんな木もあります

この神社の境内は昭和40年代頃までは子供の恰好の遊び場で、三角ベースの野球などをして遊びましたし
夏休みの朝のラジオ体操の会場もこの神社の境内でした。
この神社の例大祭は4月13日(ちなみにワタシの住んでいる地域は4月12日)で
夜には地域の住民たちによって「西野神代神楽」が演じられます。
(ワタシの同級生の親父さんが笛と太鼓の名手でした)
ちなみにこの神社の入口は旧羽州浜街道側ではなく、村中の細い通りで、鳥居の横には老木が立っています。

老木の反対側には色づいた木がありましたが、何なのかは知りません

普段は気にも留めない地元にもそれなりに見所があることを再認識した次第です。

新着古伊万里(色絵くらわんか五寸皿)

2023-10-18 22:48:08 | 古伊万里
昔読んだ骨董関係の書籍によると、昔は元禄あたりまでの伊万里が「古伊万里」で
それ以降の時代の品は「幕末の雑器」として骨董としては評価されていなかった時代があったか。
現在はそんなことはありませんが、やはり初期から盛期までの伊万里は評価が高く(品物にもよりますが)
結果的に値段も高いというのが現実なのは確かです。

前置きが長くなりましたが、今回の伊万里は江戸中期末に近い時代の品と思われる「色絵くらわんか五寸皿」です

見込み中央に草花文、外側には草花文と鳳凰が描かれています
見込み外側の薄い緑色に塗られた部分は、釉剥ぎした上から色絵付けされており
この品が重ね焼きされた量産品であることが判ります。

裏面はこのタイプの品によく見られる絵付けがされています
くらわんか手の色絵皿としては上手の品のように思いますが、いたって安い値段ではありました。
この品、関東の業者さんがヤフオクに出品したいた品なんですが、業者さんは
「江戸時代 17世紀 初期色絵皿」というタイトルで出品していました。
古伊万里をある程度見慣れた人なら、この品が初期赤絵ではなく時代的に100年ほど下がる時代の品であることが判ると思いますが
折角ですので、ウチにある初期赤絵と比べてみたいと思います。
まずは典型的な初期赤絵の小皿です

同じように釉剥ぎされていますが、初期赤絵は古九谷様式に近い時代の品ですので、色絵の絵付けがかなり厚塗りです
↓は今回の「色絵くらわんか」を斜めから撮影した画像ですが、言うまでもなく色絵が薄塗りであることが判ります。
また、初期赤絵の絵付けには力強さがあるように感じられます

中期に波佐見あたりで焼成された量産品の色絵古伊万里というのが、この品の実体なのは間違いないところですが
意外にありそうでないタイプの品なのかも知れません。



古伊万里蒐集事始

2023-10-17 22:56:07 | 古伊万里
7月末から8月にかけてヤフオクに出品され、多くの品が高値で落札された「土江田コレクション」ですが
ワタシが土江田氏について知ったのは、↓の「小さな蕾」2001年2月号でした。
この骨董雑誌で特集記事として土江田氏と陶芸家の野田芳直氏の対談と、お二人のコレクションが掲載されています
「古伊万里蒐集事始」と題された特集記事は、当時古伊万里初心者であった私には大きな影響を与えてくらたように思います。
その中で土江田氏はこれから蒐集を始めるという人へ次のような言葉を贈っています
「素晴らしいものを見て感動するというか、感性を磨くというか、審美眼を高めて欲しいと思います。
最初は失敗もありますよ、それは。数を集めればいいとか、使えればいい、というのではなく
せっかくこの世界に入ったんだから、どんどん上を目指して欲しいですね。」
今読むと、まさに金言であるように思います。
ちなみに野田氏は「自分の心境に合ったもの、財力にあったものを精一杯」と語っています。

ま~、この文章を目にしてから20年以上、思うようにはいかず、三流コレクターから進歩していないのが現実ではありますが・・・。





遊佐町深山神社へ行く

2023-10-15 20:43:38 | 散歩
今日の酒田は雨模様でしたが、午後から雨が上がったので、遊佐町中心部にある「深山神社」へ行って来ました。
特に有名な神社ではなく、普通にある神社なんですが、樹齢200~300年のそこそこ大きなケヤキが生えています。
この細い道を入っていくと神社がありますが、ケヤキが見えていますね。

鳥居の後ろの方にケヤキがありますが、一番大きなケヤキではなさそうです

高さはありますが、枝ぶりは今ひとつ(枝がはらわれているようです)
社殿です

社殿に向かって右側に一番大きなケヤキが立っています(右は公民館)

幹回りが6m以上あるようです

根が大蛇のごとく地中に伸びています

上のほうはこんな感じです

この神社はロケーション的に良い場所でありまして、すぐ裏側を月光川が流れ
今回は天気の関係で下半分しか見えていませんが、鳥海山がきれいに見えます。

神社に限らず個人宅にも結構大きなケヤキが生えていることは珍しくないようです。


羽黒山の巨木

2023-10-13 20:32:29 | 散歩
今日の酒田は天気が良く、行楽日和だったので、羽黒山へ足を延ばしてみました
(と言っても車で45分くらいで着きますが・・・)
羽黒山は山形県でも特に有名な場所のひとつですので、いまさらワタシが紹介すべきものではありませんので
ワタシなりの視点ということで、羽黒山に生えている杉の中で、国の天然記念物の指定されている2本を紹介します。
いきなり杉の巨木と言うのも何なので、お馴染み羽黒山の入口です

ここの少し手前から左に行くと宿坊が立ち並ぶ通りになっています
随神門です

随神門に向かって左側に立っているのが国指定天然記念物の「夫婦杉」です

樹木には詳しくないので判然とはしませんが、二本の杉が合体した可能性が高いらしいです

今回は2446段もある階段を登り切るには体力も時間も足りないように思えたので、とりあえず国宝五重塔を目指します
随神門から五重塔までは杉並木の中を下りの石段が続きます

行きが下りという事は、帰りにエラい目に合うということですね

ちなみに、羽黒山のスギ並木は全体が国の天然記念物に指定されています

画像が小さいので見えるかどうか判りませんが、この並木は慶長から寛永にかけて植林されたものだそうです
五重塔へ向かう途中には祓川に赤い色の「神橋」がかかっており、そこから須賀瀧が見えます
須賀瀧は人工的に作られたもののようです

さらに進むと、五重塔へ向かう道の少し手前に小道があり、そこを進むと国指定の天然記念物「爺杉」があります

近くまで行くとさすが巨木であることが判ります

本来であれば、右側の方に五重塔が見えるんですが・・・

五重塔は令和の大修復中でありまして、当分(2025年の春頃)まで見ることが出来ません。

羽黒山の石段はここから先が本番でありますが、今回はパスしました
ワタシは中学生の頃に上ったきりですが、来年あたりはチャレンジしたいと思っています。