7月末から8月にかけてヤフオクに出品され、多くの品が高値で落札された「土江田コレクション」ですが
ワタシが土江田氏について知ったのは、↓の「小さな蕾」2001年2月号でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/a9/709c980d1803ad054832591ba2d7e87b.jpg)
この骨董雑誌で特集記事として土江田氏と陶芸家の野田芳直氏の対談と、お二人のコレクションが掲載されています
「古伊万里蒐集事始」と題された特集記事は、当時古伊万里初心者であった私には大きな影響を与えてくらたように思います。
その中で土江田氏はこれから蒐集を始めるという人へ次のような言葉を贈っています
「素晴らしいものを見て感動するというか、感性を磨くというか、審美眼を高めて欲しいと思います。
最初は失敗もありますよ、それは。数を集めればいいとか、使えればいい、というのではなく
せっかくこの世界に入ったんだから、どんどん上を目指して欲しいですね。」
今読むと、まさに金言であるように思います。
ちなみに野田氏は「自分の心境に合ったもの、財力にあったものを精一杯」と語っています。
ま~、この文章を目にしてから20年以上、思うようにはいかず、三流コレクターから進歩していないのが現実ではありますが・・・。