Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

岡田皇大神社のケヤキ

2023-12-20 23:51:01 | 散歩
「岡田皇大神社」は以前に紹介した遊佐町の「岡田のムクノキ」の生えているお宅のすぐ近くある神社です
この神社は今年の7月に訪ねていたのですが、訳あって紹介していませんでした。
その訳というのは、この神社には幹回り6m近いケヤキの巨木があったのですが、何年か前に伐採されてしまっていたからです
巨木に関する資料で発見し、「よっしゃ!、ここなら近い」と思って出かけたら、すでに存在しなかった・・・という顛末です。
岡田皇大神社です。鳥居の後ろに古木があり、その右に大きな切り株が見えます

半分くらいしか写っていませんが、大きな切り株で、中が空洞化していたことが伺えます

この神社にはあと2本ばかり大きなケヤキがあります
後ろに見える月光川に向って斜めに生えているケヤキ、幹回り4m以上はありそうです

近くで見ると結構な太さです

もう一本の大きなケヤキ、こちらもなかなかのサイズです

ケヤキの場合、古木になると幹が空洞化する場合が多いようで、天然記念物に指定されていても
伐採されて指定から抹消というケースは少なくないのかも知れません。



新着古伊万里

2023-12-13 22:41:34 | 古伊万里
暫くぶりで古伊万里を入手しましたが、時代はあるものの、状態はあまり良くない品です。(故に安い)
「染付捻り文五寸皿」

恐らくは寛文期あたりと思われる江戸前期の染付小皿で、シンプルな図柄ですが存在感があります
捻り文は初期伊万里から江戸後期まで普通に登場する定番的な絵柄ですが、やはり時代なりの特長が見られ
この品のゆらゆらしたような捻り文は初期や中期の品とは違った魅力が感じられます。

画像を見ると判るように甘手の品で、貫入と沁み込んだ汚れが見られます
業者さんは漂白して綺麗にしたようですが、やはり貫入に沁み込んだ汚れはどうしようもありません。

裏文様を見ると寛文期の特長が見られますが、とりらかというと寛文でも後期の品かも知れません。
(寛文は1661年~1673年)

落款はあまり見ないタイプのものですが、陶工さんが福を真似て書こうとしたが上手く行かなかった、そんな印象です。
裏面にも大きな窯割れが見られますが、状態が良くないにもかかわらず購入したのは
このシンプルなお皿に何か感じるものがあったのは確かでしょうか。


庄内三ケヤキ

2023-12-12 20:59:26 | 散歩
先日、「庄内三ケヤキ」というのがあるのを知りました
いずれもここ2~3か月内に当ブログで取り上げた大ケヤキばかりなんですが
まずは、狩川八幡神社にある「阿古屋のケヤキ」(神社の地名に由来する)
旧藤島町(現在は鶴岡市)にある「六車神社のケヤキ」

そしてつい先日紹介した鶴岡市にある「山王日枝神社のケヤキ」です

誰が選定したのかは不明ですが、いずれも幹回り6mを超える比較的に姿の良いケヤキで
いずれも神社に鎮座しているという共通点があります。
これはこれで納得できなくはないんですが、折角なのでワタシなりに「庄内三ケヤキ」を選んでみました。(異論は多々あるでしょうが)
まずは、庄内町の深川地区の村はずれに生えている「深川のツキ」です

ご覧の通り大きな空洞がありますが、その異形故に地域をずっと守って来た大魔神のごとき存在感があります。
続いては旧藤島町の古郡地区にある池神社に鎮座する「池神社のケヤキ」です

こちらも「深川のツキ」同様に異形で、今にも動き出しそうな迫力を感じます
年月を経て霊力が宿ったと言っても信じてしまいそうな存在感です。
個人的にはあまり姿の良い樹木よりも、存在感のある樹木の方が好きなんですが
最後の一本は、国の天然記念物に敬意を表して「文下(ほうだし)のケヤキ」を選ぼうと思います。

幹回り9mを超える巨樹で、個人宅に生えているという点も驚きです
ケヤキの内部に耳のある白いヘビが棲んでいるという伝説も樹齢900年の古木ならではでしょうか。
来年も巨木巡りができればと思っています。



里の名水・やまがた百選

2023-12-10 20:18:53 | 散歩
先日、里の名水・やまがた百選に選ばれている「鷹清水」を紹介しましたが
ふと思い立って、百選に選ばれている名水で近くにあるものを訪ねてみることにしました。
まずは、旧八幡町(現在は酒田市)にある「湯の澤霊泉」です

東屋になっています

こんな感じで流れています

案内板

この辺りはいろいろな施設があります

続いては鳥海山の麓という場所柄から、多数の名水が点在する遊佐町から
「丸勝の水」です

丸勝金物店の倉庫の端にあり、湧水量も相当なものです

個人所有の湧水ですが、遊佐町にある一の滝、二の滝、三の滝を模した石造りの水受けが見ものです

続いては遊佐町の中心部に近い老舗菓子店の前にある「光月堂の水」です
最初にお断りしますが、現在はなにがしかの理由で利用できないようです。

本来であれば左下に水が流れているようです

案内板です

是非復活して欲しいものです
最後に、光月堂から数分歩いた場所にある古民家カフェ「わだや」です

ここにも名水百選に選ばれている「わだやの水」があるんですが、今回はパスしました
とは言え、昭和24年に建てられた古民家の姿は個人的に大好きなので、外側の画像を二枚ばかり貼っておきます。
↓が本来の玄関のようです

側面からですが、この姿は個人的に大好きです

冬場はあちこち行けませんが、近場の魅力的な場所を紹介して行ければと思います。



山王日枝神社(鶴岡)へ行く

2023-12-08 19:39:22 | 散歩
今日の酒田は穏やかな一日で、最高気温も13度ほどと、この時期としては過ごし良い一日でした
来週の後半からは冬の天気になるらしいので、とりあえず酒田のお隣の鶴岡市にある「山王日枝神社」へ行ってみました。
鶴岡駅から1kmほどの街中にある神社です

鳥居をくぐり拝殿へ

拝殿にお参りしました

なかなか迫力のある顔の狛犬

鳥居に向って右手側にある弁天堂

さて、ワタシが何故わざわざ鶴岡の山王日枝神社に来たか?
答えは弁天堂の後ろに鎮座しています

鶴岡市の天然記念物に指定されている、、推定樹齢300年超の大ケヤキです

幹回りは5mを超え、枝を四方に広げた堂々たる姿をしています

さて、この神社には天然記念物指定こそされていないものの、このケヤキに負けず劣らずの大ケヤキがもう一本あります
それが拝殿に向って右奥にある↓のケヤキです

近くで見ると、天然記念物の大ケヤキより存在感があります

隣家と近いためか、枝は払われているのだと思われます

樹木の太さを「目通り」というらしいですが、これは地面から1.2mの太さを測ったもので
そのあたりで分岐している場合はその上部で計測するようです。
このもう一本の大ケヤキの場合、もう少し上で分岐していれば天然記念物になったんでありましょうか。