※写真は今朝の朝焼け/惣ヶ池から東
三月に入り大分暖かくなってきました。桜の木の目はまだ
固く閉じていますが、梅の花はあちこちで奇麗な赤や桃色
や白の花を咲かせていますね。梅は咲いたか♪桜はまだか
いな~♪笑。・・・
先日信太の森FANクラブからメールで!信太の森ニュース
が届いていました。FANクラブの定例行事の内容や公園協
議会の事が報告されていました。里山自然公園予定地も徐
々にですが計画的に進行されている様です。自然の取組で
すゆっくり時間を架けて進んでいく事になるのでしょうね。
ニュースに亡き花田先生の講演記録が掲載されていました。
お元気だったころを懐かしく思い出していました・・・。
下記抜粋、記録しておきます。
公園協議会の安全講習
//////////
■保全活動について
(花田茂木さん講演から)
信太山市有地でいま行われようとしていることに関わって、保全ということをどういう風に考えたらいいのかという、話題提供ということで報告します。
和泉市検討委員会で保全と活用ということで揺るぎのない結論を出しました。それに向けて我々の側が臨んでいけるかが問われています。
信太山丘陵の自然は時代の中で変わってきています。里山的環境を保持するとはどんなことだろうか。私の思いは、里地、里山を含めて、そこで人々の生活、
歴史、文化を含んで里山の環境を維持しているというものではないかと思います。里山的環境は里山的自然環境と言っているのだと理解しています。
信太山がたどってきた環境は、陸軍、自衛隊の演習場であったのが大きな意味を持っていました。民有地が、田畑があった。人との関わりの歴史があった。
この自然を残していくとしたらどうしたらいいのかということです。軍隊や農家が果たした役割を誰かがしなければならない。手を加えないことには、ここ
は荒れ果てていきます。そのスピードは速いと思います。検討委員会の理念ではないが、行政が担い市民が農民や軍隊に代わってここに関わって行く、とい
うことがこれからやらなければならないことです。貴重な自然環境を保持していくということは、多様な生物が棲める環境を守って行くということですね。
それに自然と触れ合って、自然の中から受け取るものがある。心が癒されたり、緑に接することなど役割を果たしています。
軍隊や農民に代わって、そこを守っていくとはどういうことか。保全というのは現状を維持するということだが、今の状態の信太山を残すことがいいことか
というと、けしてそうではない。少なくとも20年~30年前の状態に戻す。せめて昭和の時代までバックするぐらいの目標が必要なのではないかと思う。
これをやろうとすると、思い付きだけではなくて、計画を立ててやっていく必要があると思う。それと変化がどう変わったかということを確認したり評価し
ていきながら次の計画を立てていく。難しい言葉で順応的管理というようですが、そういうことが大事ではないかと思っています。
小さな湿地は脆弱な環境にあり、自我流にただ草をかればいいではいけない。そこは専門家なり研究者に知恵を借りながら一つ一つ作業をしていかなければ
いけないと思います。湿地については限定されたもので作業をするという慎重さがあっていいのではないかと思う。草地ですが、これは信太山の特性の一つで、
20年、30年前に戻したいと思っているが、2m近い笹が茂っている。自衛隊が植樹したものをもっと整理して草地は草地として残すという方向で求めるべ
きでないかと思います。いろんな雑木が生えてきている。それは間引いたり、刈り取ったりして風通しをよく明るい林にしていく必要がある。ただ、どれを
切ってどれを残すかは十分検討しなければならない。こんなことの積み重ねを1年2年でなくて長い期間を掛けて見つめながらやる必要があります。
お願いしたいのは草を刈ったり、枝を払ったりという活動に是非参加していただきたいと思います。(2013年)
//////////
さぁ今日もいい天気ですね、張切って参りましょう~
三月に入り大分暖かくなってきました。桜の木の目はまだ
固く閉じていますが、梅の花はあちこちで奇麗な赤や桃色
や白の花を咲かせていますね。梅は咲いたか♪桜はまだか
いな~♪笑。・・・
先日信太の森FANクラブからメールで!信太の森ニュース
が届いていました。FANクラブの定例行事の内容や公園協
議会の事が報告されていました。里山自然公園予定地も徐
々にですが計画的に進行されている様です。自然の取組で
すゆっくり時間を架けて進んでいく事になるのでしょうね。
ニュースに亡き花田先生の講演記録が掲載されていました。
お元気だったころを懐かしく思い出していました・・・。
下記抜粋、記録しておきます。
公園協議会の安全講習
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■保全活動について
(花田茂木さん講演から)
信太山市有地でいま行われようとしていることに関わって、保全ということをどういう風に考えたらいいのかという、話題提供ということで報告します。
和泉市検討委員会で保全と活用ということで揺るぎのない結論を出しました。それに向けて我々の側が臨んでいけるかが問われています。
信太山丘陵の自然は時代の中で変わってきています。里山的環境を保持するとはどんなことだろうか。私の思いは、里地、里山を含めて、そこで人々の生活、
歴史、文化を含んで里山の環境を維持しているというものではないかと思います。里山的環境は里山的自然環境と言っているのだと理解しています。
信太山がたどってきた環境は、陸軍、自衛隊の演習場であったのが大きな意味を持っていました。民有地が、田畑があった。人との関わりの歴史があった。
この自然を残していくとしたらどうしたらいいのかということです。軍隊や農家が果たした役割を誰かがしなければならない。手を加えないことには、ここ
は荒れ果てていきます。そのスピードは速いと思います。検討委員会の理念ではないが、行政が担い市民が農民や軍隊に代わってここに関わって行く、とい
うことがこれからやらなければならないことです。貴重な自然環境を保持していくということは、多様な生物が棲める環境を守って行くということですね。
それに自然と触れ合って、自然の中から受け取るものがある。心が癒されたり、緑に接することなど役割を果たしています。
軍隊や農民に代わって、そこを守っていくとはどういうことか。保全というのは現状を維持するということだが、今の状態の信太山を残すことがいいことか
というと、けしてそうではない。少なくとも20年~30年前の状態に戻す。せめて昭和の時代までバックするぐらいの目標が必要なのではないかと思う。
これをやろうとすると、思い付きだけではなくて、計画を立ててやっていく必要があると思う。それと変化がどう変わったかということを確認したり評価し
ていきながら次の計画を立てていく。難しい言葉で順応的管理というようですが、そういうことが大事ではないかと思っています。
小さな湿地は脆弱な環境にあり、自我流にただ草をかればいいではいけない。そこは専門家なり研究者に知恵を借りながら一つ一つ作業をしていかなければ
いけないと思います。湿地については限定されたもので作業をするという慎重さがあっていいのではないかと思う。草地ですが、これは信太山の特性の一つで、
20年、30年前に戻したいと思っているが、2m近い笹が茂っている。自衛隊が植樹したものをもっと整理して草地は草地として残すという方向で求めるべ
きでないかと思います。いろんな雑木が生えてきている。それは間引いたり、刈り取ったりして風通しをよく明るい林にしていく必要がある。ただ、どれを
切ってどれを残すかは十分検討しなければならない。こんなことの積み重ねを1年2年でなくて長い期間を掛けて見つめながらやる必要があります。
お願いしたいのは草を刈ったり、枝を払ったりという活動に是非参加していただきたいと思います。(2013年)
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さぁ今日もいい天気ですね、張切って参りましょう~