川柳すずか ３３４（３年１０月）号掲載句

<すずか路>

　　喜べぬ休暇コロナも骨折も

　　筋力で弱った骨をカバーする

　　包帯の足でも履けるクロックス

　　過労でも休み過ぎでも出る疲労

　　汲み置いた水はあしたの花のため


<課題句>

　「しずく」　（吉崎　柳歩　選）

　　さんま引き立てるすだちのひとしずく


　「割る」　（芦田　敬子、青砥　たかこ　共選）

　　割り切れるまでは寝かせておく悩み　
　　　　　　　　（芦田　敬子　選、青砥　たかこ　選）

　　水で割り罪悪感を減らす酒
　　　　　　　　（芦田　敬子　選、青砥　たかこ　選）

　　おにぎりを割って具を知るお楽しみ
　　　　　　　　（青砥　たかこ　選）


<自由吟> 　（橋倉　久美子　選）　

　　ホンモノに負けぬほぼカニほぼウナギ


<誌上互選>　

「怯む」

　　センサーのライトに怯む侵入者　（５点）

　　怯んではならぬ今日こそプロポーズ　（２点）

　　


　　　
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おりひめ☆ひこぼし川柳会創立記念誌上大会

おりひめ☆ひこぼし川柳会「天ノ川」創刊号が届きました。
創立おめでとうございます。
創立記念誌上大会に参加させていただきました。

お題は７つ、
「親友」「手紙」「運命」「思い出」「かけはし」
「阿吽」「感謝」
です。


　「手紙」
　　　うつくしい文字でかさぶた剥ぐ手紙　（青砥　たかこ　選）

　「思い出」
　　　思い出の上書きはせぬ会わずおく　（木本　朱夏　選）

　「祝吟」
　　　忘れえぬ出逢いと増えてゆく宝



　　　　　　
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