<すずか路>
夏がまだ秋と並走する寒露
半袖で夏日を歩く神無月
急激な冷えに慌てて冬布団
うたたねにふわりと掛けられた毛布
肥料やり弱った株を元気づけ
<課題句>
「ぼんやり」 (青砥 たかこ 選)
選外でした;
「袋」 (小川 はつこ、毎熊 伊佐男 共選)
知恵袋借りたい母はもういない
(小川 はつこ 選、毎熊 伊佐男 選)
ささやかな祝儀ふくろも地味にする
(小川 はつこ 選)
<自由吟> (吉崎 柳歩 選)
迷信だとしても夜には切らぬ爪
<小休止> 前月号より推薦句
過労でも休み過ぎでも出る疲労
(加藤 吉一 選)
<すずか路前号鑑賞> 334号から・月波 与生
汲み置いた水はあしたの花のため
<誌上互選>
「達者」
まだ口の達者な親にほっとする (5点)
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