さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

川柳すずか 342(4年6月)号掲載句

2022-06-10 | 川柳すずか

<すずか路>

  雨を浴び陽を浴び紫陽花がひらく

  満月の明るさに身を隠せない

  さみどりの風に紬の肌ざわり

  祈ることばかりを詫びて供え菓子

  戦争が昔話じゃなくなった


<課題句>

 「部屋」(橋倉久美子選)

  選外でした;


 「うわさ」(東川和子、岩谷佳菜子 共選)

  着ぶくれて元が見えなくなる噂(東川和子選、岩谷佳菜子選)

  元カレの今も独りといううわさ(東川和子選)


<自由吟> (吉崎柳歩選) 

  くすぐってあげるあなたが笑うまで


<誌上互選> 

「露骨」

  関わりを露骨に避ける見ないふり(6点)

  求愛を孔雀の雄ははばからぬ(3点)


  

   
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