そういえば…
M家の子供たちって、勝手に育ってしまったかも…
手のかからない子供たちだったなぁ…と、最近しみじみ思う。
息子なんか高校生のころから家にいなかったし、
大学に入ってもアルバイトをしながら彼女と暮らしてて
お盆とお正月くらいしか家に帰ってこなかったっけ…。
今年の春からは、つぶれるか立て直せるか…という
東北の営業所で所長として頑張ってる。
転勤する時も、親はなぁ~~~んにもしてやってない。
…てか、息子に最後に会ったのはいつだっけ??
たまに電話やメールで安否の確認はするけど…
いいのか? こんなんで…
娘に至っては、ホント…野放し状態。
好きなことやればぁ~~? …みたいな。
アルバイトをしながら習い事をしてるけど…
やっぱ、大学に行かせるべきだったかなぁ…とか考える。
でも、本人が勉強する気も大学に行く気もなかったし、
今の時代、大学に行ったからって…就職もないから…ね。
とにかく、ひとりで生きていく術を身につけてくれりゃ、それでいいかな。
先週の金曜日、札幌の豊平川で花火大会があった。
その日は夕方から雨。
バイトからあわてて帰ってきて浴衣に着替える娘。
「雨だから花火はないんじゃないの?」 とMが言うと
「別に花火大会はなくたっていいんだよね。」 と言って
姿見を見ながらチャッチャと帯を巻いてる。
娘が自分の作った浴衣を自分で着る姿をみて、
親はなくとも子は育つ…を実感。
バイト先の同僚が、かけもちでしている焼鳥屋のバイト先に
ふたりで浴衣を着て食べにいくらしい。
娘にとっては今が一番楽しいお年頃、
たくさん楽しい時がなきゃ…ね。
若いっていいなぁ…
Mも昔に戻りたいなぁ…なんて考えてたら
小雨降る中、とっとと出かけて行った娘であった…。
花火大会は無事やってたようで、家にも花火の音が響いてた。
花火が終わった後、すごい勢いで雨が降ってた。
いいタイミングだったようで。
数時間後、帰ってきた娘に
「花火どおだった?」って聞くと
「あ、見なかった。焼き鳥はおいしかったよ。」
……とのこと。
まだまだ花より団子。
おこちゃまだった……のね…