それから一ヶ月後、血液検査の結果が出た。
センセーがMに告げる。
「これって…リウマチかな。でも、やっぱビミョ~なんだよね。」
リウマチと断定するまでに、数値がイマイチ足りないらしい。
Mもまだまだ余裕ぶっこいていたのでなぁ~んて、
うすら笑いを浮かべながら「Mがリウマチになるわけないし…」と
心の中で思いながら聞いていた。
で、センセーが
「リウマチなら早くに治療すると治るんだよね。」
…なんてMに答えを求める。
「どうする?」と聞かれても…
どうすりゃいいの???
するとセンセーが「今から治療したほうがいいと思うな…」と。
Mはリウマチだなんて認めたくなかったけど
センセーにいつもの軽さがないのがやけに気になる…。
「…てか…、ホントにリウマチ??」と念を押すと
「この状態をみるとそうだろうね。炎症反応がビミョ~だけど
この数値が高くなった時は間違いないね」…と。
そんなに言うならホントにリウマチなんだろか…
とりあえず、まだそんなに症状が出ていないので
痛いところへのシップと、痛み止めだけもらって帰った…。
それから数か月後…
朝、目が覚めたとたん体中に激痛が…。
その時は床に布団を敷いて寝ていたので、
なかなか起き上がることができず…
ダーに布団から救出してもらった…。
ダーも突然のことにオロオロしながらも
Mの着替えを手伝い、病院へ連れて行ってくれた…。
病院に行くまでに、顔を洗ったり歯を磨いたり、
ふつうのことをするだけで、Mはすっかりボロボロになってた…
グズグズ…っと何年もMの中に潜伏していたリウマチが
今から2年前、とうとう正体をあらわした瞬間であった……