歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ライブのための庭 -水-

2009年11月10日 | 造園 -creation-
10月24日 表参道のカフェ uzna omom にて



「野口造園」の インドアガーデン
“ライブための庭” 第1号。

その日、その時限りの、
そこに鳴る音と、そこに集う人のためだけの、
特別な庭。


要するに、ライブの空間演出ですけれども。




こんな感じでした。





私物のコモノやら、
カフェのありモノを 駆使!


与えられた テーマは

「季節感が無い感じ」と




「見てて ”いいな~”って思うもの」と





「水」。





ライブ中の風景。









その場で実際展示してみるまで 読めなかったのが

「光」でした。



(アジアンタムの ふわふわした影。)



私物のココナッツランプとか キャンドルとか持って行ったのですが、


圧倒的だったのは
uzna omomさんの テラス席に吊り下がっている
赤い光と 青い光。



これが、大変、
素敵な効果を演出してくれたのでした。






ピアニカから



森が生えたり






音を聴きながら

聴く人と、奏でる人が
それぞれに

それぞれの物語やら なにやらを
感じてくれればいいなあ
とか




ずーーーっと(少なくとも ライブ中の2時間は)
何となく じーーーっと見続けていても

なぜか飽きないようなものが いいよなあ(=願望)
とか

いろいろ考えつつ。

あるいは、
無心で。



あるいは、遊び心で。




コネタを込めつつ。



如何でしょうか?(ドキドキ)










1時間足らずで、大急ぎで、セッティングしました。



「大急ぎで、」と言う割には
至極 平然・泰然・悠然とした顔をしていたようです。

そして、ひたすらひたすら
こんがらがった ”毛糸カーテン”(自作)を
ちまちま ほぐしたりしてばかりいたので



「大丈夫ですか?」「そろそろやばくないですか」って、
だいぶ心配されました。



(↑ 制作中の毛糸カーテン。)

ちなみにこれは、「滝」のイメージでした。
こんがらがって ところどころ盛り上がったり乱れたりするのも
滝っぽいなと
ある意味 ”ねらい” だったのですが、


こんがらがりすぎたようです。




すみません、ご心配おかけしまして。

テンパるを通り越して、実は開き直っていた ノグチゾウエン。


そして



こんな感じになったのでした。

その場に集った皆さんは、どう感じたのでしょうか?

とりあえず、依頼者のかいくんが「よかったです」って言ってくれたので
良しとする。




今回の依頼主:
かいくん↓




出演者にスタッフのみなさん
お客さん、uzna omomさん、
そして
この肝心な”晴れ舞台”に デジカメを忘れた自分の代わりに写真を撮ってくれたり
カメラを貸してくれたり、データをアップくれたりしてくれた、
友:ナミちゃん、

まことにありがとうございました。


この庭は、

2時間後。跡形も無く撤去されました。





ノグチゾウエンは:

従来の庭(=家の“外”に作られ、住んでいる人から見えてないことも多い庭)
よりも、

いつもそばに感じられる庭を、目指しています。


例えば 今回の「ライブのための庭」とか

「ダイニングテーブルの庭」とか
「トイレの窓辺の庭」とか

どちらかというと インドアの庭を、
作って行きたいと思って居ます。


今までの庭よりも、もっと
持ち主や、そこに訪れる客人にとって、
とても身近で、親しみ易い庭を。

普通の生活の中で
いつでも目に触れられて、
目に触れるたびに
ニッコリしてしまうような。

そして、

ついつい
ふんふん♪

ハナウタを 歌ってしまっているような。

そんな
 ”可愛い庭”を、
目指しています。


なので、

引き続き:こういうお仕事、
大募集して居ります!

よろしくお願いします m(__)m

(お問い合せは、右欄の「メッセージを送る」から出来ます。お気軽にどうぞ~)

* * *

以上



作品No.1:「 かいくんのライブのための庭」


でした。

* * *


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