“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

むつ市、大間町、東通村、風間浦村、佐井村、横浜町、六ケ所村、野辺地町

2012年03月28日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
原子力災害で応援協定締結 青森・下北8市町村長

複雑な問題です。現実には「原子力発電所、核廃棄物の処理場を作ってしまった。」ことを前提に災害対策を検討し、相互協力で立地自治体が協定を結ぶことが正しいかどうかです。この地域で事故が発生すると核廃棄物が集合しているだけに被害の規模は想像を絶するくらい大きな被害となると思います。また、海を隔てて北海道への汚染、海の汚染が想定されます。
本当の対策は、原発の稼動をやめ、原子力発電所の建設を中止し、廃炉にすることではないかと思います。核廃棄物の中間貯蔵施設は全国54基の原発の受け皿となっています。この処理施設がなくなれば、廃棄物保管場所が物理的になくなり、各原子力発電所は、身動きが出来なくなります。そうなると、立地自治体が稼動による原発補助金の供与で運営される「メリット」があるとばかり主張することは出来なくなります。この地域は風力発電の条件も整った地域であり、地域としては再生可能エネルギーの施設で地域産業を発展させる条件が十分にある地域です。それだけに、残念なことです。

福島第一原発事故で分かったこと(実際は分かっていたが 政府、電力会社、一部自治体幹部は公式にはなにも言わなかった)は原子力災害が起きた場合、原発賛成、反対にかかわらず、原発から至近距離は何十年間も避難をしなければならなくなるという事実でした。事故が起こって、「想定外」「なぜだ?」と抗議するよりも、事前に想定できることを、自治体、住民が議論し、未来に向けて「原子力災害を絶対になくす必要な策」を決断し、1つ1つ実施すること思います。


 原子力施設が集中する青森県下北半島の自治体などでつくる8市町村長会議は27日、原子力災害時に互いに避難所を提供したり、生活物資を供給したりする応援協定を締結した。
 協定は(1)被災者や被災地に対する食料・飲料水などの準備(2)避難住民の救援・救助に必要な車両の派遣(3)避難所の提供-など8項目。
 むつ市役所での締結式で、宮下順一郎むつ市長が「これを契機に関係市町村の連携と絆をより一層強化したい」とあいさつした。協定は即日施行された。
 会議はむつ市、大間町、東通村、風間浦村、佐井村、横浜町、六ケ所村、野辺地町の首長で構成する。

マリナーズの岩隈投手ら7人、メジャー 石巻で野球教室

2012年03月28日 11時14分39秒 | 臼蔵の呟き
アメリカメジャーリーグ選手、監督が被災地を訪れて、少年たちとの交流を行いました。スポーツの世界での出来事ですが、うれしいニュースです。忘れられていないことを被災者に伝えることは被災者が「立ち上がる上で重要」なことと思います。また、原発事故を含めて、東日本大震災が日本人、世界の人々に強い衝撃を与えた災害であったことを「改めて」感じます。



 米大リーグの今季開幕シリーズを日本で迎えるマリナーズ、アスレチックスの選手、監督7人が27日、石巻市の石巻市民球場で野球教室を開き、地元の小学生と交流した。今季からマリナーズに加入した岩隈久志投手もピッチングを指導し、子どもたちから最も大きな声援を受けた。
 マリナーズからは岩隈投手のほか、エリック・ウェッジ監督らが参加。アスレチックスはトミー・ミローン投手らが講師を務めた。市内のスポーツ少年団の26チームに所属する約100人が、キャッチボールやティーバッティングを行い、投球や打撃の基礎を学んだ。
 鮎川小5年の渥美涼太君(11)は「岩隈投手にボールの回転に気をつけて投げることを教えてもらった。これから生かしたい」と笑顔で話した。
 岩隈投手は終了後、「全力で戦い、皆さんの力になるよう頑張りたい」と決意を述べた。選手らは、近くの仮設住宅に住む被災者ら向けの豚汁の炊き出しにも参加した。
 野球教室は米大リーグと選手会が開催。両者は、震災後に自衛隊の野営地だったため芝生などが傷んだ同球場の復旧費に充ててもらおうと50万ドルを石巻市に寄付した。
 両チームは28、29日に東京ドームで開幕2連戦を戦う。