消費税率引き上げ法をめぐって、民主党、自民党の談合的協議が行われています。消費税率引き上げ法案を成立させるために、「自民党の要求」を全て飲み込む方向で動き始めています。その第一弾が、内閣改造、問責決議の対象者:国土交通大臣、防衛大臣を更迭することとなりました。
国民不在の政争と、法案成立を狙った、野田政権の動きです。とにかく、消費税率引き上げ法案を成立させるためであれば、修正協議、自民党の主張を丸呑みする動きです。自民党政権が崩壊し、民主党政権に移行した政治過程を振り返れば、野田政権、相原、仙石氏などの動きは、民主党支持者の願いを逆手に取った、裏切り行為です。これだけ、公約違反、国民無視の政権も珍しい政権です。彼らは、談合、野合なんでもありの姿勢ですが、直近に迫った、衆議院選挙では「厳しい評価」を受けることだけは確実です。2大政党制の嘘と、09年政権交代は国民を裏切り続けたことだけが歴史に刻まれました。
野田再改造内閣が4日夕、発足する。参院で問責決議を受けた田中直紀防衛相の後任に森本敏拓殖大大学院教授、前田武志国土交通相の後任に羽田雄一郎民主党参院国会対策委員長を充て、消費増税関連法案の成立に向けた自民党との協議を進める狙い。前身の防衛庁長官時代を含め、防衛相に民間人を起用するのは初めて。農相には郡司彰元農水副大臣が就任する。
連立政権を組む国民新党代表の自見庄三郎郵政・金融担当相の後任には同党の松下忠洋復興副大臣を起用する。法相には滝実法務副大臣を充てる。交代する閣僚は5人で、岡田克也副総理ら13閣僚は留任する。
野田佳彦首相が午後に記者会見し、新たな布陣と狙いを発表する。皇居での認証式を経て、夜に初閣議を開く。昨年9月に発足した野田内閣の改造は今年1月に5人を交代させたのに続き2回目。民間人閣僚は2010年9月の菅改造内閣で片山善博総務相を起用して以来となる。
首相が政治生命をかける社会保障と税の一体改革関連法案の審議の障害を取り除くため、問責2閣僚を交代した。国会の委員会室で、携帯電話の競馬サイトを見るなどした小川敏夫法相、外国人登録法違反容疑などで書類送検された在日中国大使館の李春光1等書記官との関係が取り沙汰される鹿野道彦農相も退任させる。筒井信隆農水副大臣ら4人の副大臣も交代させる。
民主党の輿石東幹事長ら執行部は、入閣する羽田氏を除き続投する見通し。
首相は4日午前、自見氏との与党党首会談で、内閣改造の方針を確認し、臨時閣議で全閣僚の辞表をまとめた。自見氏との2回目の会談と政府・民主三役会議を経て、組閣本部を設置する。
今国会の会期末が21日に迫っており、自民党は消費増税法案などの会期内採決の日程を示すよう要求。民主党執行部は輿石氏らを中心に、採決日程の確約には慎重で、審議入りを巡って駆け引きが続いていた。
修正協議に関しては、自民党は民主党が09年衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた「最低保障年金制度の創設」や「後期高齢者医療制度の廃止」の撤回を求めている。民主党内には反対論が根強く、修正協議入りしても議論は難航する可能性がある。
自民党内には法案賛成と引き換えに早期の衆院解散・総選挙をする「話し合い解散」を求める声もある。今後の政局は国会会期延長や衆院解散が絡んだ複雑な展開になる。
国民不在の政争と、法案成立を狙った、野田政権の動きです。とにかく、消費税率引き上げ法案を成立させるためであれば、修正協議、自民党の主張を丸呑みする動きです。自民党政権が崩壊し、民主党政権に移行した政治過程を振り返れば、野田政権、相原、仙石氏などの動きは、民主党支持者の願いを逆手に取った、裏切り行為です。これだけ、公約違反、国民無視の政権も珍しい政権です。彼らは、談合、野合なんでもありの姿勢ですが、直近に迫った、衆議院選挙では「厳しい評価」を受けることだけは確実です。2大政党制の嘘と、09年政権交代は国民を裏切り続けたことだけが歴史に刻まれました。
野田再改造内閣が4日夕、発足する。参院で問責決議を受けた田中直紀防衛相の後任に森本敏拓殖大大学院教授、前田武志国土交通相の後任に羽田雄一郎民主党参院国会対策委員長を充て、消費増税関連法案の成立に向けた自民党との協議を進める狙い。前身の防衛庁長官時代を含め、防衛相に民間人を起用するのは初めて。農相には郡司彰元農水副大臣が就任する。
連立政権を組む国民新党代表の自見庄三郎郵政・金融担当相の後任には同党の松下忠洋復興副大臣を起用する。法相には滝実法務副大臣を充てる。交代する閣僚は5人で、岡田克也副総理ら13閣僚は留任する。
野田佳彦首相が午後に記者会見し、新たな布陣と狙いを発表する。皇居での認証式を経て、夜に初閣議を開く。昨年9月に発足した野田内閣の改造は今年1月に5人を交代させたのに続き2回目。民間人閣僚は2010年9月の菅改造内閣で片山善博総務相を起用して以来となる。
首相が政治生命をかける社会保障と税の一体改革関連法案の審議の障害を取り除くため、問責2閣僚を交代した。国会の委員会室で、携帯電話の競馬サイトを見るなどした小川敏夫法相、外国人登録法違反容疑などで書類送検された在日中国大使館の李春光1等書記官との関係が取り沙汰される鹿野道彦農相も退任させる。筒井信隆農水副大臣ら4人の副大臣も交代させる。
民主党の輿石東幹事長ら執行部は、入閣する羽田氏を除き続投する見通し。
首相は4日午前、自見氏との与党党首会談で、内閣改造の方針を確認し、臨時閣議で全閣僚の辞表をまとめた。自見氏との2回目の会談と政府・民主三役会議を経て、組閣本部を設置する。
今国会の会期末が21日に迫っており、自民党は消費増税法案などの会期内採決の日程を示すよう要求。民主党執行部は輿石氏らを中心に、採決日程の確約には慎重で、審議入りを巡って駆け引きが続いていた。
修正協議に関しては、自民党は民主党が09年衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた「最低保障年金制度の創設」や「後期高齢者医療制度の廃止」の撤回を求めている。民主党内には反対論が根強く、修正協議入りしても議論は難航する可能性がある。
自民党内には法案賛成と引き換えに早期の衆院解散・総選挙をする「話し合い解散」を求める声もある。今後の政局は国会会期延長や衆院解散が絡んだ複雑な展開になる。