16、17日と兄弟を案内して、石巻、女川、雄勝、陸前高田、気仙沼、南三陸を回ってきました。陸前高田は、護岸堤防が海水面から2m近くできて、球戯場(震災後水没していた)、その他の陸側に海水が入り込まないように簡易工事が終了していました。雄勝は被災物、破損した建築物の整理は進んでいましたが、まだまだ、被災物の片付けは時間がかかる状態でした。大川小学校周辺は、完全に整理が進んでいました。学校前の慰霊碑まえには、花、お線香が供えられ、多くの方が、お参りを行っていました。
どの被災地も、コンクリート、可燃性の被災物、被災した車両などがうず高く積み上げられ、処理を待っています。とてつもない量であり、早く、処理することが課題です。気温が上がってきていて、異臭を放っている場所なども多くありました。
新しい電柱、信号機がつき、道路がかさ上げされ、少しずつですが復旧に向けて、前に進んでいると感じました。
<大震災の記憶消さぬように>
宮城県は、東日本大震災の記録を残しながら県外避難者への支援を図ろうと、復興情報の発信力を強化する。県の復興施策を幅広く紹介する「みやぎ復興プレス」を今月1日に創刊したほか、県の復興応援ブログも刷新し、内容を拡充する。
復興プレスはA4判。創刊号では被災者向けの災害公営住宅の整備状況や被災者生活再建支援金の制度概要などを紹介した。東北6県の郵便局90カ所に設置された「復興応援コーナー」で閲覧できる。
緊急雇用対策事業で採用した被災者が、被災地の現状を伝える県のブログ「ココロプレス」に関しては、今月から新たに5人の被災者を採用し、記事数1000本を目標に情報発信する。
昨年12月に開設したブログは前年度、約400本の記事を掲載。記事をまとめた冊子を全都道府県、市町村に配布した。今後は県内の被災地約20カ所を選び、定点撮影を行う予定。写真などは震災の記憶を後世に伝える資料にする。
県震災復興推進課は「被災地以外の地域では震災の記憶が薄れつつある。情報を発信し続け、関心の維持と継続的な復興支援につなげたい」と意気込んでいる。
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