ユーロ圏内で起きている金融問題です。ユーロ圏だけで問題が収まるとは考えられず、世界の金融機関にどのような問題を発生させるかを懸念します。よいか、悪いかは別にして、経済が国境を越えて瞬時に資金が移動する時代において、一国の財政と金融が破綻するようなことはあってはならない事態です。
それにしてもその要因を作ったギリシャ政治、政治指導者たちの責任を明確に問わなければなりません。また、そのような国家財政を粉飾した旧政府、責任者の責任も明確にしなければなりません。
そのうえで、ギリシャ財政、金融の破綻を回避する策を、EU当事者が協議し、当事国が受け入れ可能な対策を作り上げる必要がありまっす。
[ルクセンブルク 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が18日開催されたユーロ圏財務相会合で、ギリシャの銀行が22日に営業できるかどうか確かではないとの見解を示していたことが、当局者の話から明らかになった。
ギリシャの銀行はこのところ大規模な預金流出に直面している。銀行関係者によると、15~17日間にギリシャの銀行から約20億ユーロの預金が流出。14日にギリシャと国際債権団の協議決裂後、流出ペースは加速しているという。
当局者によると、ドラギECB総裁はこの日の会合で、ギリシャ銀からの資金流出に関する発言に終始したという。
また、当局者2人によると、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は会合でクーレECB専務理事に対し、ギリシャの銀行が19日に営業可能かと質問。
クーレ専務理事はこれに対し、「明日(19日)については可能と言える。月曜日(22日)に関してはわからない」と応じた。
デイセルブルム議長は会合後の会見で、ギリシャ銀からの預金流出ペースに関する質問に対し、流出の規模については確認できないとしつつも、「銀行からの預金引き出しは、人々が将来を不安視していることを示唆している」と語った。