今日久しぶりに近くのカフェに
軽いランチをしに行って来ました。
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その帰り道、
八十半ばぐらいの上品なご婦人の側で
35、6歳のお兄さんが車を停めて、
携帯電話で誰かと何やら話しをしています。
そのご婦人は少し雨に濡れて普通ではないご様子
その場の雰囲気から
道に迷って家に帰れなくなったご婦人を
親切なお兄さんはそのままにしておけず、
警察に連絡しているのかな?と想像しました。
見ていたmeg は急いで家に帰り、
新しいペットボトル550mlの水と
タオルを持ってその場に戻りました。
お水を渡すとご婦人は
『大丈夫ですよ~』と言いながらも
手荷物も何も所持していなさそうで、
余程喉が乾いておられたのか
美味しそうに一気にお水を飲まれました。
meg がタオルで濡れた髪や服を
拭いてあげていると
ガードレールにつかまりながら
長い時間歩いていたのか
その方の手の平や指には擦れた白いペンキが
しっかり付着していたそうです。
二人の警察官が来られたので
お兄さんと警察官に挨拶をして
その場を去りましたが
最初に気が付いた優しいお兄さんの機転で
事なきを得て本当に良かったです。
ご家族の方もさぞ心配された事でしょう。
夫が数年前、
夢の中で(ここは何処?私は誰?状態)
今居る場所が分からなくなったみたいで
目覚めてから
『お母さん!僕が道に迷って突然居なくなったら探してな~』と
冗談とも思えない事を言っていたのを思い出しました。
私もすぐに『お父さん!私にもそんな時があったら
探し出してね~』と
その時二人で話し合ったのです。
当分大丈夫だろう!と思ってはいても、
そう言う年齢に来ているのは事実です。
気構えだけではどうする事も出来ない事は
沢山あります。
1日1日を大切にしながら
老いへの覚悟をしていかないといけませんね。
少し切なくなり、色々と考える一日になりました。