今日泣いた話

知り合いが入院しているという話を聞いて、今日の午後お見舞いに行った。

黄疸が出て腎臓の病気だと聞いていた。胆道にステントを入れるとか。だが、実際には膵臓癌で、腫瘍が胆道を圧迫して胆汁が出にくい状態だったので出た黄疸のようだ。なるほどそういう事かと思う反面、まさか癌とは、とびっくりした。

今や癌は治る病気となってきているので、早期に摘出の手術がうまく行ったのなら、退院後の治療をしっかりやる事で、大丈夫だろうと思う。

１１月のはじめから入院しているが、年内には退院できそうとの事だ。
とりあえずよかった。しっかり治療して治してください。



そこで聞いた、その彼（Ａさん）の職場の話。

Ａさんがいない間、部下の人たちが変な残業の申請をするようになったそうだ。
普段やる自分の残業時間の申請とは別に「Ａ３」と書いて申請しているという。３は残業時間らしい。


曰く、

「Ａさんいなくなった分の仕事をわかるようにしておかなくちゃ、Ａさんがいてもいなくても同じに見えちゃうじゃないですか。そうなったら、Ａさんが復帰しても他の部署に行ってしまう可能性がある。それじゃ俺たちが困るからみんなで相談して、そういう申請しているんです。会社まかせで変な事になっちゃ困るし。

それに、戻る場所をちゃんととっとかないとＡさん治療もそこそこに無理して会社でてきちゃいそうですからね。ま、安心しておいてくださいよ。そのかわり見舞いには行きませんから。マジで半端なく忙しいですからねー。あはははー」


その事業部では特別にそういう残業の申請を認めたそうだ。さらに、Ａさんのグループだけでは実際に無理があるので、他のグループが手伝っている分においても、Ａさん分の仕事の残業はわかるようにしているという。

私は思わず泣いてしまった。