脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

“エクササイズ”の落とし穴?!

2017年04月06日 | 日々の施療
私は、日々の施療の中で、必要に応じて皆様に“エクササイズ”を、
アドバイスしています。
筋肉の硬縮を防ぐためのストレッチや、筋力を増やすための
筋トレなどです。

“今のあなたに、有効なエクササイズはこれです。”
というアドバイスは、日常のセルフケアー法として、
とても重要だと思っています。

でも、こんな落とし穴があることも、お忘れなく!

最近、うちに定期的に通われているお客様に、
膝痛、腰痛が、続出したのです。
その原因を探ったところ、私がアドバイスした
スクワットが、原因していました。

そこで、どういう風にやっているかを見せて頂きました。
皆さん、まじめに実践していた訳ですが、
毎回自分で決めている、回数をこなそうと急ぐあまり、
ピッチが速くなり、おしりをあまり後ろに突き出さず、
ほぼ下へ下ろしていたため、大腿四頭筋(太ももの表側)に
負荷がかかり過ぎていたのです。

ここでポイントとなる、“おしりを出来るだけ後ろに突き出す”
は、大殿筋をしっかり使って、鍛えるという意味があります。
また、おしりの筋肉をメインに使うことで、スクワットも
とても楽なエクササイズになります。

エクササイズを習った直後は、皆さん、理解出来たつもりになるのですが、
家に帰り、やっているうちに、次第に自己流になり、ポイントを忘れ、
場合によっては、マイナス効果や痛みまで引き起こすのです。

そこで私としても、エクササイズをアドバイスする時は、
一度きりでなく、二度三度と、チェックと修正を繰り返す
ように心がけています。

“自分にとって本当に必要なエクササイズこそ、今後の人生を
 支えてくれる秘密兵器になる”ということを、
これからも皆様に、伝えていきたいです。
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ちいさなスプリンター、来院!

2017年03月29日 | 日々の施療
最近、うちの店に、Yくん(小5・男子)が、お父さんと一緒に来るようになりました。
口数は少ないのですが、意志の強そうな少年です。
何より、“走ることが好き”なのだそうです。

父 「息子は現在、陸上のクラブチームに入っていて、短距離をやっています。
   でも、体が硬くて、動きも良くないのです。
   やわらかくなりますかね?」

私 「今、そういうお子さんが増えていて、うちにもよく来ています。
   成長期は、骨が先行して伸び、筋肉が引っ張られるので、成長痛を
   防ぐ意味でも、関節回りの筋肉は、柔らかく保ちたいのです。
   大丈夫ですよ。」

私 「Yくん、ちゃんとしゃがめるかな?やってみて。」

するとYくん、しゃがもうとしましたが、かかとが浮いてしまい、
無理やりつけようとして、後ろに転がってしまいました。
次に、ベッドの上に仰向けで寝てもらい、膝を伸ばしたまま
脚を挙上してみました。
本来の可動域は、90度ですが、60度位しか上がりません。

私 「確かに、ハムストリング(太もも裏側の筋肉群)が、硬いですね。
   でも、諦めなくていいからね。
   まだたっぷり、“伸びしろ”があると考えてね。
   この硬さが緩めば、走る時のストライド(歩幅)も広がるし、結果はタイムに現れる 
   はずだから、楽しみだね!」

きっとYくんは、普段回りの人たち(家族やコーチ)に、
“体が硬い”と言われ続けているはずです。
だから本人も、“自分は体が硬いからしょうがない”と、
ネガティブに、思い込んでしまうのです。

でも、まずここから抜け出すことが、大切です。
自分の欠点を“伸びしろ(可能性)”と、とらえ直すことで、
気持をポジティブに切り替えることが出来ます。

Yくんには、キッズ整体の30分コースを行いました。
そして、ハムストリングのストレッチの課題を与えました。

1週間後、Yくんが、またお父さんとやって来ました。

父 「少し効果がありました。
   いつも体の硬さを指摘するコーチから、ほめられたそうです。」

Yくんの表情にも、明るさと余裕が出てきました。

彼の場合、体の全体のバランスを整えること、プラス
“走るためのメニュー”も今後取り入れていきたいと考えています。
 大腿を引っ張り上げるための「腸腰筋」、
 安定した走りに欠かせない 「中殿筋」、
の強化、などです。

Yくんにとっても、「走る」ことに真剣に取り組むことで、
自分の身体を知り、トレーニングの効果を知り、
自分の体のメンテナンス方法を知る、
(学校では学べない)貴重な学びの機会になるはずです。

ちなみに、Yくんの好きな選手は、「山縣亮太(リオ五輪代表)」だそうです。

頑張れ、ちいさなスプリンター!
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整体師も、“同期する”?!

2017年02月17日 | 日々の施療
デジタル機器どうしの送受信において、よく“同期する”という
言葉が使われますよね。
これは、送受信のタイミングを一致させるということです。
また、一般的には、協調する、シンクロナイズさせる、
という意味にも使われます。

でも、この言葉は、私(整体師)の仕事の世界でも
重要な“キーワード”なのです。

「受け手」と「施術者」の関係は、
“同期する”ことで、初めて効果が現れるからです。

人間の体は、デジタル機器以上に複雑で、精密な有機体ですから、
“同期する”ことの難易度は、圧倒的に高いと思います。
受け手の呼吸、気、血流を、手掌を通じて感じ取り、
それに合わせながら、動かし、流し、緩め、整えていく。
そして、自分の手技や型に、受け手の体をはめ込むのではなく、
受け手の方にこちらをシンクロさせながら、
気体や液体の様な存在になって、操作していくことが理想です。

同期できた時、受け手は楽で気持ち良く、施術者も身体的負担を感じずに
施術できるはずです。

また私は、整体スクールの講座の中で、皆さんにこういう説明をします。

「筋肉をかたまりとして捉えずに、徹底的にミクロに眺め、
 一本の糸として捉えてください。
 その糸をしっかり捉えて、操作することを、決して忘れないでください。」

まず、“脳の中で、イメージし、意識する”
を繰り返すことで、
フィジカル(身体的)な手指が、手技が、受け手の体が、
反応するようになります。
特に、フィジカルより、脳の中での作業(イメージ・意識)を
しっかり先行させ同期すること。
次に、フィジカルを同期することで、受け手の体を
上手にリセット出来るのです。

体という小宇宙に、“同期する”ことは、
やはり小宇宙である私たちだからこそ、
出来るのかもしれません。
デジタル機器や、ロボット整体師には、出来ない領域
が、きっとあるはずです。

そして、“シンクロする”ことを極めることが、セラピストの
永遠のテーマかもしれない、と思うのです ☆
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クラス会と腰痛!?

2017年01月29日 | 日々の施療
ここ数年、私たちは1月に“中学のクラス会”を行っています。
懐かしい顔に会えるので、私はお店を休みにして、
今年も出席することにしました。
でも、出かけようとしたら、1本の電話が…。
去年のクラス会で久しぶりにお会いした、N先生(80代・女性)でした。

N先生「今日のクラス会をとても楽しみにしていたのだけど、参加できないの。
   年末の大掃除以来、腰から下が動かしづらくなって、それで近くの
   マッサージにかかったら、強く押されて益々動けなくなっちゃって。
   整形で診てもらったら、骨的には問題ないというのだけど、どうしたらいいかしら?」

思わず私は、
   「今日、1次会が終わったら、先生の所へ伺いますから。」
と伝えました。
去年先生にお会いした時、少し足を引きずられていたので、私は、名刺を渡していたのです。

クラス会は、今回新たなメンバーも加わり、和やかに盛り上がりました。
でも、その中で気になったのは、去年腰痛のため仕事を辞めたという、同級生のK君。
すべり症と、ヘルニアがあるそうで、整形や接骨院を渡り歩いたけど打つ手が無く、
あとは手術しかないと言われているそうです。
本人も半ば、あきらめている様子でした。

結局私は、N先生の後、K君の所(実家)へも回り、施術しました。
2人とも状況は違いますが、それぞれ重症でした。

でも、“本当に必要なこと”を行っていけば、今より改善することは確かです。
そして、あきらめて放置したら、やがて動けなくなることも確かなのです。
遠隔地に住んでいるK君の場合は、継続的な施術が難しいのですが、例え1回でも
調整し、必要なことを伝えることには、意味があると思うのです。
N先生の所へは、経過を見ながら、今後何度か伺うことになりそうです。

整体が苦手な人もいるだろうし、また、自分の仕事の営業になってもいけないので、
あくまで控え目に、
 “同級生や恩師の腰”を、今後も陰ながら支えていきたい、と思いました。

でも、こんな形でみんなの役に立てたら、それこそ本望です! ☆
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子どもと整体のあいだに

2016年12月07日 | 日々の施療
うちの店は、子ども向けのメニュー(キッズ整体)もあるため、
店内にキッズを意識したグッズを少し置いています。

「頭部の模型」は、分解できるので、子ども達に1番人気です。
また、全身の骨格模型でも、楽しそうに遊んでいます。
最近、「人体絵本」(ジュリア―ノ・フォルナーリ著/ポプラ社)
を新たに入手しました。
部分的に色々めくって見れるので、大人でも退屈しません。

時々訪れるMさん(40代・女性)は、小学校の先生です。
Mさんは、「人体絵本」を見つけるなり、
「これ面白いですね!今度、4年生の理科の授業で、人体の話をするので、
 教材にしてみようかな?
 早速、アマゾンで取り寄せてみます。」

そして3週間後、Mさんが、息子さん(Rくん、小4)を連れてやって来ました。
R君は、サッカー少年で、練習中に左ハムストリングを痛めたそうです。
私は、肉離れや炎症が無いことを確認し、キッズ整体30分を行い、
最後に、キネシオテープを貼りました。

Mさん 「先日の「人体絵本」、子どもたちに大好評でしたよ!
    プロジェクターで拡大して見せたんです。
    それから、“整体”についても、子どもたちに説明してみました。
    “整体”は、体を整えると書くこと。
    人の手によって、筋肉や骨格を調整して、体の不調を治す方法のこと。
    去年、私の右肩が上がらなくなり、やむを得ず左手で
    板書していた時も、整体で治したこと。
    また、子どもたち(小4・小3・年長)もみんな整体が好きで、
    たまに連れて行くこと。
    そうしたら、みんな真剣に聞き入っていました。
    痛くないんですか?なんて、質問する子もいて、みんな
    整体にも興味を持ったようです。」

整体についても、こんなに詳しく小4の理科の授業で説明して頂き、私は
とてもうれしかったです。

Mさん 「来月は、一番下の娘の誕生日なので、連れてきますね。
    プレゼントは、整体がいいというんです♪」

これには、私も驚きました。
何という5才児!
でも、小さな整体ファンに、私も感激です ☆ 

子どもたちにとって、整体がもっと身近な存在になるように、
体だけでなく、心や脳にもプラスアルファの効果があることを、
もっともっと、大人たちに伝えていきたいと思います!
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ニンジンを食べるバランスボールって何だ?!

2016年11月03日 | 日々の施療
お客様のKさん(50歳・女性・会社員)は、近頃、乗馬に夢中です。
週末、整体にやって来ると、いつも馬の話になります。

 Kさん 「乗馬倶楽部には、私のお気に入りの馬がいて、いつも美味しい
     ニンジンやリンゴをおやつに持っていくんですよ。
     また雨の日は、乗る人が少ないので、インストラクターの先生に
     マンツーマンで親切に教えて頂けるから、ねらい目なんです。
     でも、中々上達しなくて…」

私自身は、乗馬の経験が無いので知らなかったのですが、
馬の背にまたがる時は、“坐骨”の部分で座ることが、基本だそうです。
でも、Kさんと話しているうちに、その“坐骨”を正確に理解出来ていない
ことが、判りました。
私はKさんに、自分の手の平を上向きにして、その上に座ってもらいました。

 私 「手の平に当たった骨が、坐骨ですよ。
    坐骨で座ると、全体重が真下にかかり、背筋が真っ直ぐな姿勢になります。」

私は、Kさんに、ひとつの提案をしました。
ハンドタオルを、くるくるおしぼりのように丸めて、クッションを作り、
職場でもそれを椅子の上に置いて、その上に坐骨で座る練習です。
ちなみに、この即席の“坐骨クッション”は、坐骨神経痛などで座っていることが
つらい時に、大変役に立ちます。

そして、坐骨で座るコツをつかんだKさんは、最近、乗馬姿勢が
安定してきたそうです。(良かったですね!)
馬はとても繊細に、乗っている人の心、体、重心の変化をキャッチするそうです。
乗っている者が、上体を後傾すると馬は止まり、前傾すると走り出します。
坐骨を接点とした、重心の移動が、アクセルとブレーキの役割を果たすのですね!

馬の背にまたがるって、とても不安定な状態です。
でも、不安定な物の上で、バランスを保とうとすることが、
インナーマッスルを鍛え、ひいては体幹を強くしてくれます。
これって、何かに似ていませんか?
そう、“バランスボール”です。

乗馬を始めて以来、Kさんの体(筋肉)は、明らかに変化しました。
元々O脚気味だったのですが、内もも(内側広筋、内転筋)が強化され、
下肢のバランスが取れてきました。
そして何より、腹筋、背筋が強くなり、姿勢が美しくなりました。
馬と触れ合うことで、メンタル的にも、上手にストレス解消が、
出来ているようです。

乗馬は、他のスポーツに比べ、少々、費用がかかることが難点ですが、
Kさんを見ていると、人間の心と体に、多大な恩恵をもたらすことも
確かなようです。☆
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 106歳の整体から…

2016年09月26日 | 日々の施療
先日、うちの最高齢のお客様が、亡くなられました。
Nさん、106歳(女性)です。
本当に、残念です。

Nさんは、100歳の時に脳梗塞で倒れ、以来寝たきりになりました。
そんなNさんの所へ、私は一年半前から、時々、出張整体に
伺うようになりました。
当初Nさんは、左半身が麻痺しているため、左へ寝返りが
打てなかったのですが、やがてそれが出来る様になりました。

寝たきりの高齢者の場合、セラピストとして
気を付けなければならないことがあります。

まず、骨密度が落ちているため、骨や関節への負荷は、
厳禁です。
動かせる範囲で、ゆっくりと、でも動かすことも必要です。

そして、「静脈血栓症」を起こしやすい大腿の内側(大腿静脈、
伏在静脈)は、刺激しないように注意しました。
血管内の血塊がはがれ、流れ出して、肺の細い血管を塞ぐ
「肺血栓症」を起こす危険性があるからです。

Nさんは、脳梗塞で入院した直後、一時胃ろうになりましたが、
自宅に戻ってからは、再び口から食事を取り始めました。
そして最期まで、自分の口から食べ続けたからこそ、
元気に長寿を全う出来たのだと思います。
それを支えたのは、ご家族の献身的な協力でした。
経腸栄養剤を、ゼリー状にして、食べやすく工夫したり、
一口一口時間のかかる食事に、労を惜しまず寄り添っていました。

Nさんもそうでしたが、齢とともに飲みこむ力が弱くなり、
「誤嚥性肺炎」を起こすリスクが高まります。

私は後半、“食べるための筋肉のケアー”を重視しました。
まず、唾液を出やすくするために、耳下腺、愕下腺、舌下腺を、
マッサージしました。
そして、飲み込み(嚥下)に必要な筋肉は、「愕舌骨筋」(ガクゼツコツキン)
をはじめ、首に多く集中しているので、頚そして、顔全体を
細かく丁寧にマッサージするようにしました。

Nさんの整体を通じて、私は沢山の貴重なことを学ばさせて頂きました。

笑顔が素敵で、介護に携わった全ての方々に愛されたNさん、
本当に、ありがとうございました。
そして心より、ご冥福をお祈りいたします。
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“スクワット”のススメ!?

2016年09月11日 | 日々の施療
前回のブログで、私は、
“スクワット”によって、ヘモグロビンA1c値が下がった、
ということをお話ししました。

でも、“スクワット”本来の効果は、
 <体を支え、動かす下肢の筋肉群を、手っ取り早く鍛えることが出来る>
ことです。

年齢と共に、筋肉量は、減少します。
私自身、それを実感する年齢になりました。
そして、自分の体のサイズ、重さに見合った筋肉が不足すると、
今ついている筋肉への負担は、当然大きくなります。

筋肉量の不足 ⇒ 筋肉が硬縮しやすくなる ⇒ 痛みやすくなる

この負の連鎖を断ち切るためには、やはり“筋力アップ”が、
不可欠になるのです。
セラピストが、硬縮した筋肉を緩め、血流を改善するだけでは、
問題は、解決できないのです。

最近私は、うちのお客様(とりわけ、下肢の筋力の衰えが目立つ50歳超の方々)
に、“スクワット”をどんどんおススメしています。
そして、嬉しいことに、その効果が出始めてきました!

“スクワット”によって、鍛えられる筋肉は、
大臀筋・大腿四頭筋・大腿二頭筋といった、比較的大きな
筋肉群(おしりと、太腿の表裏)です。
ですから、基礎代謝も改善します(カロリー消費が上がり、血液の質が変化します)。

トレーニングをやっているかどうか、あるいはその効果は、
その部位を触ってみればわかります。
(2週間くらいで、筋肉量は変化してきます)

「立ったり座ったりが楽になりました」 「掃除機の作業が、以前より楽に出来ます」
「歩き出しで、ふらつかなくなりました」 「肩まで少し楽になりました」
「トレーニングの効果が実感できるので、続けようという気になります」
といった声が。

≪スクワットのやり方≫

・両足を腰幅より少し広めに開き、両手は頭の後ろで組みます。
 (あるいは、両腕を胸の前でクロスしてたたむ)
・後ろに置いた椅子に腰掛けるイメージで、お尻を後ろに突き出して屈み、
 次にゆっくり、元の位置に戻します。
 この時、目線は常に水平に保ち、背中が丸くなるのを防ぎます。
 膝や腰に痛みを感じたら、きっと姿勢に問題があります。
 (重心は土踏まずに置くこと)
・特に最初、頑張りすぎて痛みを起こす人が多いので注意してください。
 初めは、深く屈まず、回数も10回位から始め、徐々に増やしてください。

まず、“スクワット”で、筋トレの効果を実感して頂けたら、更に、
個々に必要な筋力(腸腰筋、内転筋、腹筋など)を、追加していければ
いいと思います。
頑張り過ぎない“ゆるい筋トレ”こそ、長く続けられるコツだと思います。

私は、人間の体は、いわば中古車の様なものだと思っています。
齢とともにポンコツになっていくのは、仕方がないのですが、
上手に手入れをし、運転すれば、きっと100歳まで走るのです!

うちのお客様が、
「齢を取るほど、体に負荷をかけないとダメなのね!」
とつぶやいていました。
まさに、その通りです。

私たちの筋肉は、人間にとって、素直で信頼できる親友の様な存在、だと思います。 
上手に付き合うことで、体を支え、人生を支えてくれます。☆
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今、子どもの骨折が、以前の3倍に!!

2016年06月10日 | 日々の施療
うちの地域の小・中学校は、5~6月に運動会を行います。
運動会を終えた小学校の父兄や先生方が、週末、来院されました。

I先生 「最近、子どもたちの走るフォームが、何か変なのです!
    まるでペンギンが走っているようで、腕を振らないんです。」(ペンギン走り?)

Tさん(小6男子の母)「組み体操は、高さを競うピラミッドから、フラッグを使ったり、
           集団の動きの正確さや美しさを見せる技に、変わって来ました。」

K先生 「実は、先日の運動会で、生徒が一人骨折しました!
    徒競走で倒れた時に腕を突き、橈骨と尺骨を折ってしまったのです。
    最近、とにかく簡単に骨折する事故が、増えています。」

日本生命の調査によれば、40年前と比較して、

 “小学校で約2倍” “中学校で約3倍”

骨折が、多発しているそうです。(2015年データ)

では、“子どもの骨折が増えている原因”は、どこにあるのでしょう?

それは、“子どもの体の変化”にあるのだと、思います。
きっと骨密度も低下しているはずですが(運動不足、カルシウム不足、睡眠不足)、
それ以上に、“関節回りの筋肉、靭帯の硬さ”
が大きいと思うのです。
関節回りの組織が硬くなり、可動域を狭めた状態で、瞬間的な衝撃を受けると、
骨は無理に引っ張られ、骨折しやすくなるのです。

“体を動かさない” ⇒ “筋力低下、筋肉硬化” ⇒ “骨折などの事故”

というのが、現代の構図です。
どうやら、“外遊びが、丁度良い準備体操になっていた時代”は去り、

     “体を動かしたい子は、体操教室へ通う時代”へと、

変わりつつあるようです。

そしてこんな時代だからこそ、私も、
“コチコチ”から“しなやか”へ、
キッズの体をやさしくサポートする整体術で、応援していきたいと思っています。☆
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6才児の整体デビュー!

2016年02月10日 | 日々の施療
先日うちの店に、お母さんに連れられて、
Nちゃん(小1・女子)がやって来ました。
以前、お兄ちゃん(小3)が2回ほど受けており、
その話を聞いたNちゃんは、

「私も、“さわコリ”※に行きたい」 (※「さわやかコリニック」の略だそうです)
と、興味を持ったそうです?!

お兄ちゃんはサッカー少年で、整体を受けてからは、
自分で“腹式・腹圧呼吸法”を実践したそうです。
そして体幹が強くなり、試合中に倒されにくくなったといいます。(エライ!)

Nちゃんは、一丁前に大人しく、側臥、伏臥、仰臥と、
20分のキッズ整体を受けました。

そして2カ月後、その後の様子をお母さんに聞いてみました。
すると、ミニバスケットをやっている彼女は、今まで入らなかった
シュートが、たった1回の整体以来、入るようになったと喜んでいるそうです!
それを聞いて、

“子どもって、何がきっかけで前進する(スイッチが入る)か判らないな!”
と、とても嬉しくなりました。

☆さて、先日講座(キッズ整体講座)を受けた受講生から、嬉しいメールが届きましたので、
ご紹介します。

 「先日は大変お世話になりました。
  主人や子供達に施術したところ、大変評判が良くて、
  どこか痛いところがあるとやってあげるようになりました。
  サッカースクールの子達向けのメニューも、今作っていて、
  きちんと出来上がったら始めようと考えています。
  キッズ整体を受講できて本当に良かったです。

  また実際にスクール生に施術を始めたら、お知らせさせて頂きます。
  先生のブログ、これからも拝見させて頂きお勉強させて頂きます。
  今後ともよろしくお願い致します。

  先生に教えて頂いたこと以上のことはできないので、それをそのまま行った所、
 結果ついてきています。
  自分でも不思議なくらいです!」

Sさん、講座で学んだことを、上手に生かせているようで、素晴らしいです!
スクール生向けのメニュー、楽しみですね。
嬉しいご報告、ありがとうございます ☆
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