脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

キッズのかわいい主訴とは?!

2015年08月25日 | 日々の施療
 先日、うちの店に、“オネショ(夜尿症)”を治したい
 という、Oくん(小1・男子)が来院しました。

 誰しもその昔、“オネショ”というほろ苦くも懐かしい
 想い出があるものです。

 Oくんは、この4月、小学校に入学してから、以前より
 夜尿の頻度が増えたそうです。
 Oくんのお母さんは、
 「泊りがけの行事に参加できるように、早く解決したいんです。」
 と、心配顔でした。
 でも小1だったら、まだ遅くはありません。
 
 ちなみに夜尿の原因には、
   ・下垂体から出る「抗利尿ホルモン」が、少ないこと。
   ・膀胱のおしっこを貯められる量が、少ないこと。
   ・心理的ストレス
 などが、挙げられます。

 お母さんの話を聞いたところ、昼間もお漏らししないように
 絶えずトイレ指示をしているとのことでした。
 でもこれでは、逆効果なのです。

 やはり基本は、自然に任せること、
 少し我慢することも、尿を貯める力を付ける上で
 トレーニングになること、
 そして何より、自律神経を安定させることが、
 抗利尿ホルモンの分泌を促すために大切なのです。
 Oくんの様子を見ていると、明らかに副交感神経に
 スイッチが入りにくいタイプでした。

 私はOくんに、30分の“キッズ整体”を行いました。
 全身を、ハンドで気持ち良く緩め、流しながら、
 腹式呼吸、耳つぼセラピーも行っていきます。
 緊張や疲労によって、バランスを失った“体・心・自律神経”
 の状態を、いったんリセットすることで、
 本来の調子を取り戻すように導きます。
 子どもの回復力は、大人よりはるかに優れています。

 そういえば、私の息子も小学生の頃、頻尿があり、
 その時も、耳つぼが役に立ちました。
 さすがに1回では無理ですが、何度か続けることで、
 確実に変わってきます。
 この夏、徐々に頻尿を改善して、Oくんには残り少ない夏休みを
 笑顔で過ごしてほしいものです。

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