「モンスター」

2003年アメリカ。

全米の連続殺人犯である女性の物語。
売春婦が生きがいである恋人(女性)と出会って次々と男を殺していく状況が描かれている。

この映画の最も興味深いところは、、、
この話が実話である事。
しかもこの映画を撮った女性監督は服役中の当人と何度も面会し手紙のやりとりを何度も繰り返して作った作品だということ。
ある政治的な事で突然死刑執行が行われた事実。

世の中にはたくさんの愛のカタチがある。
その中でもこのケースはある意味解りやすく誇り高い事例かもしれない。
これくらい一生懸命に人を愛せればどんな末路でも悔いはないかもね。
ちょっとこの殺人鬼が羨ましくなった。な。
あ、、、先日観た「トークトゥハー」とコンセプト的にカブるな。

そして、、、どーでもいいけど、、、
クリスティナ・リッチって、、、
ホント、人を惑わせる役がピッタリだよね。

08.02.25



http://www.youtube.com/watch?v=vq70brIQP40

「トーク・トゥ・ハー」

2002年スペイン映画。

昏睡状態にある女性を男が看護する二組のカップル。
対称的な二人の男。その友情と奇妙な運命。

みんな恋愛に見返りを求めるのは世の常。
「愛してる」から「愛されたい」
「これだけ想ってる」から「想われたい」

でも本当は偉大なる「片思い」が一番シアワセなのかも。。。
相手がどう思うとも自分が愛して行動する意思自体がシアワセなら
それに勝るものはないかもしれない。
その人はどんな不幸な結果になろうとも満足して死んでいくだろう。

残念ながらなかなかそんな人はいない。
お互いに右往左往。
哀れといえば哀れ。
恋愛はそんなもんだといえばそれまで、、、。

この映画を観て久々にそんな事を思ってしまった。

08.02.19




http://www.youtube.com/watch?v=i0YJjkYXf3A

「アース」

2007年イギリス、ドイツのドキュメンタリー映画。

美しい大自然、植物、動物、、、万物。
一応ドキュメンタリー映画なのにどこか嘘っぽい。

過剰な音楽とSE。
演出されたナレーション。
なによりも、、、美しくドラマティックなものだけを魅せようとする編集。
そして中途半端な環境保全の警告。

せっかくの素晴らしい現実がメディアの策略で安っぽいエンターテイメントになってしまうのは忍びないし勿体ない。

現実はもっと汚く残酷でもっともっと美しく神聖なもののはずだ。

08.02.03


----------------------------------
オレも無茶言ってるなあ。。。
それだと映画にならないもんなあ。。。
映像だけでも観る価値あり！です！！！



http://www.youtube.com/watch?v=kGuS2WyLAXQ

「ラストデイズ」

2005年のアメリカ映画。

自ら銃で頭を打ち抜いてこの世を去ったロックバンド「ニルバーナ」のVoカートコバーンにインスパイアされたという作品。
監督は『エレファント』のガス・ヴァン・サント監督。
死へ向う最期の2日間を描いているという。
カートの苦悩話はロックファンなら誰でも知っている。
かなり興味深い作品だ。

役者も見た目かなり似ている。
役者が歌う書き下ろし曲もどこかニルバーナ的である意味名曲だと思う。

でも、、、何かが違う。。。
まるでそれを見ていたかのような映像。
確かに監督はノンフィクションと言ってるわけではない。
インスパイアされたと言ってるだけだ。
これは監督のカートに対する個人的なイメージと妄想で創られたものだと思う。

映像は恐ろしい、、、、。
受け取る人次第ではそれをあたかも真実ととらえる場合も多い。
あくまで作品であり虚像であるのに、、、。

いずれ時が経ったらこの作品を観てみようと思っている。
また違った観点で観れるかもしれない。

つーか、、、
やっぱりこの手の映画は調子が悪いときに観るもんじゃないな。
尾をひきそうだ。。。

08.01.31



http://www.youtube.com/watch?v=HFWnZW3esb8

「エミリーローズ」

2005年に製作されたアメリカ映画。

これは一応オカルト映画になるんだろうな。
悪魔払い裁判をテーマにした映画。
いまいち何を伝えたいのか解らない作品だったが、
精神病と悪魔憑きを裁判で�うということは
とてもリアリティがあるテーマだ。
実は我々にも無関係ではない話だと思う。

08.01.24



http://www.youtube.com/watch?v=lSy7DldFdUI