中盤戦です。形勢判断と次の一手を考えてください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c4/d0b10ac83a84f2b3374cfad6f0e6d20a.png)
昨日の一手 回答
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/2a/6a71652432b95e5a758f87c96e6f31d4.png)
私の後手番(下側)ですのでわかりやすいように符号を逆に書きます。78金は一手損角換わりを目指した手です。これを嫌って44歩と止められました。右4間に切り替えると先手も4間に陽動振り飛車で対抗です。
陽動振り飛車は消えた戦法でしょうか。先手が矢倉をめざし、後手が変化して振り飛車、84歩をとがめられるか77銀や78金が問題になるかですが、矢倉を嫌うなら84歩とは突かないわけで、今はアマチュアでも見なくなりました。ましてや先手は玉頭位取りのほかに矢倉から穴熊に囲いなおすこともできるので居飛車穴熊を嫌ってという後手の主張がなくなりました。
本譜では先手の77銀の代わりに78金としていること、先後が逆なので一手遅いが26歩を省略し94歩をとがめに行けるかというところ。66角に85歩とされないで72銀と頑張られた局面です。
形勢判断は、先手の84歩94歩を緩手にできれば後手の私が有利。あるいは無条件に84歩を取り切れれば有利。持久戦になれば互角だが、囲い合いはどちらの玉が安定するかを考えなくてはいけないところ。
おとなしい持久戦を選択すれば、穴熊が普通でしょうか。68玉77玉88玉98香99玉88銀と囲えるのですが、通常と比べて77角が66角になっています。先手から65銀とぶつけられた時に当たりがきつくなります。84歩や94歩も立派な手になります。よって持久戦は悪くないにしても避けたい。
となれば積極的な手、84角か45歩が本線です。84角におとなしく指したら先手が悪くなるので45歩と反発します。66角46歩と取り込まれたらダメですから、45同銀同銀同歩99角成77桂まで進みます。香車は取られましたが77桂で被害は少なく78金が生きました。44歩や66角の楽しみがあります。33桂とされて44歩なら45香で後手よしですが、44銀と重く打って32金66角としてどうでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/7e/7f8a405262c07205d13510f23c51aef7.png)
33銀成または53銀成を狙って十分です。84歩は毒まんじゅうではないようですね。ただ、香車を渡しているので64香など嫌味もあり、私の棋力では少し不安です(笑)。
実戦は45歩同銀同銀同歩22角成同飛77角33銀44銀同銀同角33角同角成同桂43角52角65角成です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/dc/36631addbcb0de05bc9440f39d096143.png)
43銀があるので32金75馬62玉84馬と生角を打たせた上で馬で歩を取って大優勢のつもりです。(途中45歩同歩は53馬から銀を取る変化になります。)大優勢と思うのが落とし穴で、ここから逆転されるのですが。それが今日の一手です。
こんなに読めて判断できればいいのですが、実戦では30分切れ負けですし、45歩以下の変化を読んでいけると思って決行しています。ただ、84歩94歩をとがめる順なので自信をもって指すことができます。
上達への道として、形勢判断ができること、判断を生かして手を選択できること、その訓練として局後の検討が大事だと思っています。
ブログに書くことでより深く考えることができました。ありがとうございます。
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昨日の一手 回答
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私の後手番(下側)ですのでわかりやすいように符号を逆に書きます。78金は一手損角換わりを目指した手です。これを嫌って44歩と止められました。右4間に切り替えると先手も4間に陽動振り飛車で対抗です。
陽動振り飛車は消えた戦法でしょうか。先手が矢倉をめざし、後手が変化して振り飛車、84歩をとがめられるか77銀や78金が問題になるかですが、矢倉を嫌うなら84歩とは突かないわけで、今はアマチュアでも見なくなりました。ましてや先手は玉頭位取りのほかに矢倉から穴熊に囲いなおすこともできるので居飛車穴熊を嫌ってという後手の主張がなくなりました。
本譜では先手の77銀の代わりに78金としていること、先後が逆なので一手遅いが26歩を省略し94歩をとがめに行けるかというところ。66角に85歩とされないで72銀と頑張られた局面です。
形勢判断は、先手の84歩94歩を緩手にできれば後手の私が有利。あるいは無条件に84歩を取り切れれば有利。持久戦になれば互角だが、囲い合いはどちらの玉が安定するかを考えなくてはいけないところ。
おとなしい持久戦を選択すれば、穴熊が普通でしょうか。68玉77玉88玉98香99玉88銀と囲えるのですが、通常と比べて77角が66角になっています。先手から65銀とぶつけられた時に当たりがきつくなります。84歩や94歩も立派な手になります。よって持久戦は悪くないにしても避けたい。
となれば積極的な手、84角か45歩が本線です。84角におとなしく指したら先手が悪くなるので45歩と反発します。66角46歩と取り込まれたらダメですから、45同銀同銀同歩99角成77桂まで進みます。香車は取られましたが77桂で被害は少なく78金が生きました。44歩や66角の楽しみがあります。33桂とされて44歩なら45香で後手よしですが、44銀と重く打って32金66角としてどうでしょうか。
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33銀成または53銀成を狙って十分です。84歩は毒まんじゅうではないようですね。ただ、香車を渡しているので64香など嫌味もあり、私の棋力では少し不安です(笑)。
実戦は45歩同銀同銀同歩22角成同飛77角33銀44銀同銀同角33角同角成同桂43角52角65角成です。
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43銀があるので32金75馬62玉84馬と生角を打たせた上で馬で歩を取って大優勢のつもりです。(途中45歩同歩は53馬から銀を取る変化になります。)大優勢と思うのが落とし穴で、ここから逆転されるのですが。それが今日の一手です。
こんなに読めて判断できればいいのですが、実戦では30分切れ負けですし、45歩以下の変化を読んでいけると思って決行しています。ただ、84歩94歩をとがめる順なので自信をもって指すことができます。
上達への道として、形勢判断ができること、判断を生かして手を選択できること、その訓練として局後の検討が大事だと思っています。
ブログに書くことでより深く考えることができました。ありがとうございます。