『変調二人羽織』連城 三紀彦著
「あとがき」に記されていた言葉に集約されているような・・・ それは亡くなったお父様の一言だったとか。
「ミステリはどれを読んでも犯人がすぐわかってしまうので退屈だ」というものだったそうで、それなら父が読んでも犯人のわからぬ推理小説を書いてみようか、そう気負いこんでわけもわからぬまま、原稿に対(むか)いました。これが、僕のミステリ事始です。と・・・
仰る通り、どの作品もこちらの予想をひっくり返してくれ、文の構成も面白くて興味深く読み進むことができました。
中でも「ある東京の扉」「六花の印」が私の好みかな?📖 20・30代の頃は推理小説にハマって特に松本清張、連城三紀彦、佐野洋の作品が好きでした。 そんな中、松本清張の作品で頭も心も疲れた時に読んでいたのが赤川次郎の作品(^_-)-☆ 漫画を読む感覚で読んでいたのを思い出します。 登場する大貫警部には笑わせていただきました。
そう言えば、息子が中学か高校の時、赤川次郎の本を学校に持って行って読んでいたようで、学期末の保護者会で「こんなくだらない本を読んでいる者がいる」とのお言葉に、(没収されていました)それはうちの子(^_-)-☆と・・・ でも、漫画よりましでしょ!?と心の中で反論していました。 まぁ~、進学校だったので仕方ないかぁ~(先生のお気持ち、お察しします) なぁ~んてことも思い出してしまいました。