あんな・こんな

観たり、聴いたり、感じたり・・・あんな・こんなを綴ります。

Memories of cinema 2022 7~9月

2023年11月30日 10時01分06秒 | 映画鑑賞

2022年映画鑑賞🎦のつづき( ^ω^)・・・

 

映画鑑賞🎦 2022年7月-1本目 Total-20本 シネピピアにて・・・「オードリー・ヘプバーン」原題:Audrey MORE THAN AN ICON(象徴)
見逃していた映画はヤッパリここで・・・売布神社にあるシネピピア💺🎥 オードリー・ヘプバーンのドキュメンタリ映画でした。 数々の作品で人々を魅了した彼女でしたが、父母の愛に恵まれなかった子供時代、心ならずも結婚と離婚を繰り返し・・・ 愛に飢えた人だったからなのか、無償の愛ほど強いものはなく、美しいものはないと、後年ユニセフの活動に愛と力を注いだ彼女の思いが伝わってきて泣いてしまいました。
『人道的支援を政治に利用するのではなく、政治が人道的になれば世界は1つになれる』との言葉は今の時代にも通じるものがあります。 
心洗われる映画でした。 彼女の映画をまた観たい🎦

映画鑑賞🎦 2022年7月-2本目 Total 21本 MOVIX京都にて・・・「PLAN75」 
日本・フランス・フィリピン・カタールの共同制作によるもので、早川千絵という若い女性監督の作品でした。 
今の日本が抱える問題を捉えた作品・・・75歳以上になると生死を選択できる制度「PLAN75」 ★制度の受付業務をする青年 ★プランを選択したご老人に電話で対応するコールセンターの若い女性 ★介護施設からPLAN75の施設に転職したフィリピンからの出稼ぎ女性(国に手術が必要な子供が待っているため、高収入が得られるこの施設に転職してきていました) 老人たちの抱える問題を描きながら、PLAN75に携わるそれぞれの立場の人たちの心の変化も描いていたように思います。 観終わって思ったことは、仮に現実問題として「PLAN75」というものが推進されるようなことがあれば・・・私は生き抜く!!と思いました。 こんな状況になるには、多過ぎる問題が解決されないまま来てしまったからなのでしょう。 
核家族化による弊害や介護、看護を海外の方に頼っている問題、過疎化の問題は地方だけのことではなくなってきていますよね(都会でも孤独死が増えているように感じます) 誰もが気付いているのに気付かないふり、見て見ないふりをしてきたことへのツケが回ってきたのでしょう。 先ずは、気付かなきゃ!!ですよね。 それにしても、始まりのシーンではショックを受けました。 若い人たちの多くが、こんな考えを持っているとしたら怖いです。 自分は老人にならないとでも思っているのでしょうか?(本人は自分で命を絶ってしまいましたが・・・無責任ですね) この問題は別として、以前観た「万引き家族」を思い出しました。 あの映画では無戸籍の子供がこんなにいるのかなぁ~と感じたことを覚えています。 
こんなことを取り上げるメディアの無い事にも「???」がイッパイですけど・・・

 

映画鑑賞🎦 2022年7月-3本目 Total-22本 京都みなみ会館にて・・・『パレスチナのピアニスト』
原題:The Pianist from Ramallah(ラマッラからのピアニスト)
パレスチナ自治区の「ラマッラ」という都市に住む少年の13歳から17歳のピアニストへの道をドキュメントして映画にしてありました。 
ユダヤ系イスラエル人であるピアノの先生からレッスンを受けるため、検問所を経由し3時間かけてエルサレムに通っているのですが、それもイスラエル・パレスチナ間の情勢が不安定になると検問所が閉じられてしまうためオンラインレッスンを受けることになります。 ようやくヨーロッパ留学が決まったところへ今度は新型コロナウイルスの流行です。 辛いですねぇ~~~(-_-メ) でもチョッピリ光も見えてきました。 オーケストラからのオーディションを受け、前向きな会話で終わっていたので楽しみです(^^♪ 
2020年の制作だったので、ピアニスト「モハメド・ミシャ・アーシェイク」の現在の活躍が気になるところです。

映画鑑賞🎦 2022年8月-1本目 Total-23本 出町座にて・・・『カモン カモン』 原題:C'mon C'mon(先へ、先へ)
見逃していた映画でした。 出町座で見つけました。 
子供って凄い!! 大人以上に見るべきことを見ているし考えているんだなぁ~と、劇中のインタビューに対する返答で感じることができました。 話の中心となるジャーナリストの主人公と、妹の息子(甥っ子)との短い共同生活?が始まり・・・子供との接し方について妹に助言を求めながら少しずつ関係ができて行きます。 その中で発見があり、知らなかった事実を知りといった具合に・・・ 何事にもいい加減はダメ、ダメですね。 
それにしても子役の男の子、名演技でした。 理解が深く素晴らしかったです。

 

映画鑑賞🎦 2022年8月-2本目 Total-24本 TOHOシネマ梅田にて・・・『メタモルフォーゼの縁側』 
同名の漫画を映画化したんですってね🎦 ようやく観ることができました。 亡くなったご主人の3回忌を終え涼を求めて?入った本屋さんで、表紙の美しさに惹かれて購入した本が、女子高生と老婦人の不思議な縁を結びます。 表紙に惹かれて買った本を家で開いて読むと・・・なんと!BL(ボーイズラブ)がテーマだと気づきました📖 けれども、興味が湧き続きを求めてまた本屋さんへ・・・そこで、アルバイトの女子高生とお友だちになって行きます。 お互い本の主人公たちのことで意見を交わすことになり、親交を深めて行きます。 色々ありますが、二人は変身を遂げるのです。 今回は年の離れたお友だちとしての共演でしたが、以前「阪急電車片道 15分の奇跡」で孫とおばあちゃんとして共演していました。 エンドロールで流れる「うらら&雪」のデュエットによる「これさえあれば♪」はT字路sのカバー曲だそうです。 詩の内容もステキです。 
歳の差なんて関係ない!!! そんなことを感じるお話しでした。 そして気になることがあれば一歩踏み出そう!!

映画鑑賞🎦 2022年8月-3本目 Total-25本 塚口サンサン劇場にて・・・『長崎の郵便配達』 
ピーター・タウンゼンドが世界中を回り、長崎で出会った被爆者、谷口スミテルさんを取材して書き上げた本です。 
そして、父の残したテープをデジタル化し、それを聞きながら父の辿った道を旅する娘を撮ったドキュメンタリーでした。 
劇中テープの声が流れました。 父の声:「私は戦争で人々を殺した。 物書きとして伝えなくちゃいけないことがある。」と・・・ 「核兵器」という言葉が今もまだ不安材料として残っています。 被爆国である日本がもっと発信するべき問題かもしれません。 1984年に書かれたこの本がイギリス人によって書かれたことに・・・何か・・・言い表せないものがあります。 伝えなければならないこと、避けてはならないこと等など、あるような気がした映画でした。 これからの子供や孫(未来)の世代のために・・・ 帰ったらまた読み返してみることにします。「夕凪の街・桜の国」こちらは広島の被爆者のことでした。

映画鑑賞🎦 2022年9月-1本目 Total-26本 イオンシネマ大日にて・・・ 『異動辞令は音楽隊!』
高齢者を狙った「アポ電強盗事件」が次々に発生する中、疑わしい人物を令状もなく捜査するなど行き過ぎた捜査の末、捜査一課で現場一筋の警部補・成瀬司(阿部寛)は警察音楽隊に異動を命じられました。 その異動先でもなかなか置かれた立場を受け入れることができず苛立つ日々。 「音楽隊」と言えども、そこにいる人たちは警察の職務を兼任する面々。 それぞれに抱えている問題はあるのです。 だから?演奏の方も上達しない? 音楽の大切さを知ったところから、音楽隊員たちの心も「セッション???」し始め演奏も上達し、ファンである老婦人を楽しませるのですが・・・ その老婦人が「アポ電強盗事件」の犠牲者になり亡くなってしまいます。 警察の霊安室での葬送の演奏は全員の心からのものでした。 最後は「アポ電強盗事件」も解決し、解散の危機を乗り越えた定期演奏会での演奏は爽やか&ハッピーでした。 がんじがらめに縛られているような今の世の中の不自由さを感じ、上手く使えない部下は●●する・・・なんてことがまだ続いているんだなぁ~と再認識しました。 泣いてしまって、チョッピリ笑ってしまった作品でした。

映画鑑賞🎦 2022年9月-2本目 Total-27本 イオンシネマ大日にて・・・『百花』と言えば百花繚乱と言う言葉が思い浮かびますが、この映画の中では一輪挿しか無いお家だったので、お花も一輪だけでした🌼 さてさて、認知症と言うのは若年であればあるほど進行が早いのですね。 亡き母も、今思い返せばあれが症状の始まりだったのかと・・・ 99歳で亡くなったのですから、当然と言えば当然の振る舞いだったのでしょう。 映画について言えば?何に焦点が当てられていたのか・・・ もう少し知りたい部分もありましたが、「トロイメライ」のピアノ演奏が全体を薄いベールで包んでいたように思いました。 

    

映画鑑賞🎦 2022年9月-3本目 Total-28本 アップリンク京都にて・・・『靴ひものロンド【輪舞】』原題:Lacci(罠・策略・関係)
英題はThe Ties(結びつけるとか、縛る、くくる)イタリア制作
夫の浮気が原因で夫婦間、親子間にある筈の絆が変なかたちで育って???いく。 全体を通して感じたのは、結局子供たちに悪影響を与えてしまったのかなぁ~と言う感想でした。 夫婦に起きた問題は、その時点でお互い冷静に話し合って結論を出すべきだったのかな? 子供のために又一緒に生活するのですが、それが間違いのもと! 夫、妻、子供たちが素直な気持ちで生活できるものではありません。 各々が心にわだかまりを持ち続け、隠しながら生活してしまうから・・・ 最後のシーンでその状況がはっきりしていたように思いました。 
久々の「アップリンク京都」でした。 新風館の地下にあります。 地下鉄烏丸御池から直接上がって行けます🚇

映画鑑賞🎦 2022年9月-4本目 Total-29本 MOVIX京都にて・・・『川っぺりのムコリッタ(牟呼栗多)』 
ムコリッタ(牟呼栗多)とは、仏教における時間の単位のひとつで、1日(24時間)の1/30、48分を意味する言葉です。 本編が始まる前に画面にありました。 芥川龍之介の本を読んでいるような気分になり、どこかチョッピリ哲学的⁉️ そう言えば、劇中に「蜘蛛の糸」のお話が出てきていました。 内容は微妙に違いましたが・・・ 生と死を感じさせるお話でもあり、孤独とは? 人との関わり合い方とは? 人間とは、人生とは・・・ 大袈裟かもしれないけど、そんなことを感じた映画でした。 キャストも贅沢な使い方で、コロナ渦でよく撮れましたね👏👏👏
決して、これでもか❗という作品ではなく、じっくり撮られた🎥作品だと私は受けとりました👍


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