『償いの報酬』原題:A Drop of the Hard Stuff(ハードスタッフ(強い酒・大金)の一滴) ローレンス・ブロック著 田口 俊樹訳
ミック・バルーとの「ある夜更け・・・」での会話から始まり「ある早朝・・・」の会話で締めくくられたマット(この年、74歳)の幼馴染でありAAの一員でもあったジャック・エラリーの死に纏わる事件を(ほぼ30年を遡り)回想するように文章は進んでいました✒✒✒
そして、「Step8」で作ったリストが今作品での事件の発端となったのです。
「マット・スカダー」シリーズ-17作目
アル中探偵として登場のマットと関わりが深い『AA』について検索してみました。
🔎💻🔍【AA】アルコホーリクス・アノニマス(Alcoholics Anonymous)は、1935年にアメリカ合衆国でビル・ウィルソン(ビル・W)とボブ・スミス(ボブ・S、Dr. ボブ)の出会いから始まり、世界に広がった飲酒問題を解決したいと願う相互援助(自助グループ)の集まりで、直訳すると「匿名のアルコール依存症者たち」の意味である。略して「AA」と呼ばれる。🔎💻🔍とありました。
12ステップ・プログラムについても検索しましたよ🔎💻🔍12ステップ・プログラム(Twelve-step program)とは、依存症(アディクション)、強迫性障害、その他行動問題からの回復のための、ガイドライン方針のリストである。これはアルコホーリクス・アノニマス(AA)による1939年の著書、Alcoholics Anonymous: The Story of How More Than One Hundred Men Have Recovered from Alcoholism(通称ビッグブック)において、アルコール依存症からの回復手法として示された。現在では様々な組織がAAのこの手法を取り入れている。 アルコール・アノニマスによる原点の12ステップは以下の通りです。
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- 私たちはアルコールに対して無力(powerless)であることを自覚した(admitted)-自分自身の生活がコントロール不能(unmanageable)である。
- 偉大なパワー(Power greater)が、私たちを正気に戻してくれると考えるようになった。
- 私たちの意思(will)と生活(lives)について、自分で理解している神の行い(care of God)にゆだねると決めた。
- 恐れずに自分自身のモラルを深掘りし、その一覧(inventory)を作った。
- 神に対し、自分自身に対し、他の人々に対し、自分自身の欠点の正確な気質(exact nature of our wrongs)を受け入れた(admit)。
- これらの気質的な欠点(defects of character)を、すべて神に取り除いてもらうことを受け入れた。
- 自分の欠点を取り除いてくださいと、謙虚に神に求めつづけた。
- 私が迷惑をかけた人々のリストを作り、彼ら全員に償いをすることをいとわなく(willing)なった。
- その人々に対し、彼らを傷つけない限り、機会があった際に可能な限り、直接的な償い(direct amends)を行なった。
- 自分自身の気質について、その一覧を継続的に把握し続け、過ち(wrong)があればすぐにそれを認めた(admit)。
- 祈りと瞑想を通して神との意識的接触を深め、私たちへの神の意志と、それを実現しようとする神の力を知ろうとし、これらだけを祈りにより求めた。
- これらのステップの結果、私たちはスピリチュアルに目覚め(spiritual awakening)、このメッセージをアルコホーリックに伝え、さらにこの原理を私たちのあらゆる場面で実践(practice)しようとした。🔎💻🔍