『皆殺し』原題:Everybody Dies(誰もが死ぬ) ローレンス・ブロック著 田口 俊樹訳
「マット・スカダー」シリーズ-14作目
ミックに迫った危険に巻き込まれ?親しい友人(AAの助言者)ジム・フェイバーが自分(マット)と間違われ撃ち殺されてしまいました。
マットの深い悲しみが伝わってきて、前作に続き涙・・・ 事件を調べる中、TJも深手を負い一時危険な状態に陥るのでした。
一方、ミックの周辺の人びとも次々に殺され、相手が判らないことにもどかしい思いを募らせていたのです。
今回の作品は、マットとミックが狂気の敵と戦うハードなものでした。 首謀者はミックに父親を殺された息子によるものでしたが・・・
すべてを失い、ミックは「修道院」へ身を寄せると言って去って行き、その後スタッテン島(修道院のある)から「メリー・クリスマス」ではなく「シーズンズ・グリーティングズ」のカード(これはエレインがユダヤ人の菜食主義者であることからの配慮?)がマットとエレインの元に届きました。 それで終わりと思いきや、ミックは舞い戻り仕事復帰を知らせる電話が入りこのお話は「お・し・ま・い」
それはそうと、警察で探偵許可証を取り上げられてもかまわない、と宣言してしまっていたので結果が気になるところではありますが・・・